そしがやのリタイア日記

リタイアした公務員の日々の生活を書いていきます。学生生活、投資、などなどです。

米国人の7割は「収支ギリギリ」の生活

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アメリカというと世界で一番豊かで、新しい新興企業も続々と誕生し、革新的なイノベーションが生まれてくる国ですが、一方では、競争が激しく、貧富の差も激しい国です。

日本はというとかつては、1億総中流と言われたときもありますが、現在では、格差が広がっています。

そんなアメリカの現状についての記事を読みました。

 

news.yahoo.co.jp

ワンポールの最新調査により、米国人にとって資産形成がますます難しくなっていることが明らかになった。10人中7人が、現在ギリギリの収支で生活しており、毎月請求書の支払いを終えると何も残らない状態だと答えたのだ。

 

この記事によると米国人の10人中7人が、現在ギリギリの収支だと伝えています。

貯金等は全くないということでしょう。

正直この記事を読んだときには、ここまで平均的な米国人の状態がひどいとは思いませんでした。

日本については、このごろのメディアでは、20年間経済成長をしていないとか悲観的な記事が多かったのですが、この記事では、日本についての言及はないものの、米国ほどは日本人の状態は悪くはないと思います。

 

調査では、米国人が現在経験している経済状況に関する、いくつかの意外な事実も明らかになった。

・年収15万ドル以上の米国人の79%が、「銀行預金はとても重要だ」と答えた。

・年収6万ドル以上、9万ドル未満の米国人の場合、「銀行預金はとても重要だ」と答えた割合は、54%にすぎなかった。

 

米国人というと銀行貯金よりも株式等への投資をする印象があります。

ここで述べられている事実によると高所得者ほど預金が重要だとしているのは、この記事も指摘しているようにかなり意外です。

巷間で伝えられている投資に積極的だとする米国人の一般的なイメージとはかなり異なっています。

 

・米国人が退職について考え始めるのは、平均で40歳の時である。

・ミレニアル世代の76%が、預金のかなりの部分を高額の医療費に削られている。また、同世代の57%が、住宅購入の頭金やローンの支払いをしており、それが資産を目減りさせている。

 

退職については、平均で40歳から考え始めるとしていますが、これはかなり日本人の考える米国人に対してのイメージに近いものでしょう。

日本人だとこの年齢ではまだ退職については、考えもしないような気がします。

 

またミレニアル世代にとって、医療費の負担が大きいというのは、これもちょっと予想外でした。

ミレニアル世代というと一般的には、1980年から1995年の間に生まれた世代と定義されます。

2022年に27歳から42歳を迎える世代でしょうから、まだまだ病気にはかかりにくい年齢です。

それにも関わらず、医療費の負担が大きいというのは、それだけ公的健康保険制度のない米国の医療費の負担の大変さが分かります。

 

この記事全体の印象としては、最近メディアで伝えられる米国人のイメージは、かなり上位の高所得者のもの偏っているということでしょうか。

この記事を見ると平均的米国人の実際の姿が垣間見えるようです。