現在、67歳ですが、投資は、全資産の10%ほどにしています。
日本個別株がほとんどで配当重視の投資です。
人によっては、もっと資産に占める投資割合を増やしてもいいのでは、思う人もいるかもしれませんが、今は、働いておらず、収入は、年金がメインの中では、これ以上割合を増やす投資は、リスクが大きすぎます。
株価が下落したら、目も当てられません。
仕事をしているころなら、給与収入があるので、株価が値を戻すのを辛抱強く待つこともできますが、年金収入だけの現状からするとそういうリスクを負うことはできません。
いろいろなブログを読むとリタイア後やあるいは、まだそこまでも行かなくても50歳代になって、初めて老後のためにかなりの額の資金を投資に向けようという内容のものがあります。
そういう記事には、かなり不安を感じます。
もし株価がリーマンショックのような下落をしたら、どうするのだろうと。
40歳代くらいまでならまだ若いので、そういう年齢リスクをカバーするだけの余裕があります。
株価が下がっても値を戻すのを待つことができます。
それまで生活するだけの給与収入があります。
ですが、リタイアした人間が資産の大半を投資に向け、株価が下落をしたら、家のリフォーム資金や介護資金や冠婚葬祭のお金が必要になった場合、どうするのでしょうか。
下落を承知の上で売却するしかありません。
そんなことをしたら、それ以降のリタイア生活に差しつかえるでしょう。
場合によっては、そういうお金さえ捻出できないかもしれません。
リタイア後は、年金額に応じた生活にするしかありません。
これは、そしがやが7年間の年金生活をしてきて、実感しています。
50歳代で老後資金が不十分な人は、リスクのある投資をするのではなく、貯蓄をしながら、年金で暮らせるように生活を見直すしかありません。
それが無理なら、60歳以降も働き続けるしかないでしょう。
そんなわけで50歳代以降の多額の投資は、お勧めできないです。
ましてやリタイア後は、言わずもがなです。
無論、老後資金が充分にあるのなら、その余裕なお金を投資に向けるのは、問題ありません。
そしがやは、そんなわけで資産の10%ほどの資金で個別株式投資を楽しんでいます。