そしがやのリタイア日記

リタイアした公務員の日々の生活を書いていきます。学生生活、投資、などなどです。

国会審議は、オンライン化できないのか

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コロナ渦になって、不思議に思うことがいくつかありますが、その一つに国会では、相変わらず議員や政府委員が実際に出席して、審議をしているということです。

テレビで国会審議の様子を見ているとほぼ3密の状態になっています。

みなマスクはしているものの、狭い空間にかなりの人数が押し込められている状態です。

政府が3密を避けてくださいと言っているにも関わらず、何か矛盾しています。

テレビ番組でよく見られるようにリモート出席というのは、できないものでしょうか。

国民にいくらリモート勤務を呼び掛けても、国会の審議が3密状態なのでは、国民に対しての説得力がないように感じます。

ずっとそう思っていたのですが、リモートをやってみたいというある大臣のニュースを読みました。

 

www.msn.com

河野太郎規制改革担当相は17日の記者会見で、新型コロナウイルス感染拡大を受け、「国会の閉会中審査などもお許しいただければオンラインで答弁したい」と述べ、リモートでの国会出席に意欲を示した。一方で「国会の判断だ」とも語った。

 

河野大臣の発言ですが、まったくその通りです。

大臣でもそういう風に思っている人がいたのですね。

ですが、この記事を受けて、その後、実際に国会でオンライン化が進むようなニュースは、ネットで見た限りでは見かけませんでした。

今のところ河野大臣の発言だけで終わってしまいそうです。

 

ただ、衆院事務局によると、過去に本会議や委員会での答弁をオンラインで行った例はないという。 

 

この記事では、実際に今までそういう事例はないとしています。

憲法や法律上の制約があるからでしょうか。

ですが、国会が立法機関なら、新しい法律を作ってでも対応すべきでしょう。

 

もし国会のリモート答弁などのオンライン化が進めば、国会議員は、いつも東京にいる必要はなくなります。

交通費や議員宿舎などの議員向けの出費が少なくなります。

地元にいることによって、地方の意見を聞く機会が増えるでしょう。

また都内にある中央官庁の地方への移転ももっと可能になり、東京への一極集中化も避けられます。

コロナ対策だけでない効果が見込まれます。

 

いいことばかりのようなが気がしますが、なぜか国会のオンライン化は進みません。

どうしてでしょうか。

いつか国会は、こんな一人の国民の素朴な疑問に答えてほしいものです。