そしがやが60歳でリタイアした6年前には、FIREという言葉はまだなかったように記憶しています。
最近は、FIREが流行りのようでいろいろなところで目にします。
そしがやがもし22歳で就職したころにこの言葉を知っていたら、もっと早くリタイアしていたかもしれません。
そんなFIRE関係のブログで一時期よく読んでいたものに穂高唯希さんのブログがあります。
しばらく読んでいなかったのですが、今回、トウシルの記事で取り上げられていました。
▼Profile
社会人1年目に、30代前半でのセミリタイアを計画。給与の8割を高配当株・連続増配株に投資し、金融資産約7,000万円を達成。2019年、30歳にして会社員を辞め、セミリタイアを実現。投資ブログ『三菱サラリーマンが株式投資でセミリタイアを目指してみた』を運営。著書に『本気でFIREをめざす人のための資産形成入門』がある。
この記事では、6人のFIREしたケースを紹介していますが、その中の1番目が穂高唯希さんです。
Profileでも触れているように給与の8割を高配当株・連続増配株に投資し、金融資産約7,000万円を達成して、30歳にして会社員を辞めてセミリタイアを実現させたというものです。
経済的自由に向かって着実に歩を進められる方法」を考えた結果、株式の配当金を得る、という方法が適しているという結論に至りました。株式を買って配当金を増やし、配当金が生活費を上回るようになれば、経済的自由を得られると。そこで、月20万円の配当金を得ることを1つの目安に、本格的に投資を始めました。
大学時代に留学を経験したこともあり、穂高さんは、かぎりある人生、1日も早く、主体的に生きていこうと考えました。
30代前半くらいには、FIREを実現させたいと思っていたとのこと。
そのためには、米国株の高配当株・連続増配株を買い続けて、配当金を積み上げるという方法を選択しました。
いまいろいろな投資関係のブログを読むと米国株の高配当株を選択するというものが多いです。
ただ穂高さんは、給与の8割を投資に回していますが、これは、誰にでもできるということではないですね。
給与の高い会社に勤め、かなり節約しないと無理でしょう。
そういう意味では、再現性が難しいケースです。
今から思うに、このブログを読むのを止めてしまったのは、この辺が理由だったような気がします。
無論、米国の高配当株に投資というのは、間違っていないように感じます。
以前は都会に住んでいましたが、FIRE後は、自然環境が豊かなところへ移住しました。そして、その時々でのんびりとやりたいことをやっています。農業や林業に携わったり、大型特殊機械に乗って除雪オペレータをしてみたり…。ブログも続けており、引き続き資産運用のご相談などにお答えしたり、今の生活を綴ったりしています。FIREして、書籍を発刊してから、新聞や雑誌などからの取材や対談などの時間も増えました。今までは触れることのなかったいろいろな世界を知り、とても刺激的な毎日です。
この記事を読む気になったのは、以前よく読んでいたブロガーが今はどうしているかという興味からでした。
FIREした後は、都会ではなく、田舎に住んでいるようです。
除雪オペレータをしていることからすると、雪国ということでしょうね。
農業や林業にも関わっているとのこと。
これは、ちょっと意外でした。
以前のブログの内容からすると都会にずっと住んでいる気がしていました。
毎日、「主体的な日々を送ることができ、よかった」と思っています。経済的に自立し、時間的な余白を得たことで、精神的にも余裕を持ちつつ、主体的に人生を描くことができます。
FIRE後については、「主体的な日々を送ることができ、よかった」と述べています。
これって、そしがやも同じ感想を持っています。
何歳でリタイアしてもこのように思えるのが、リタイアの良さでしょうね。