そしがやのリタイア日記

リタイアした公務員の日々の生活を書いていきます。学生生活、投資、などなどです。

「年間370万円稼ぐ人は世界の上位1%に入る」先進国の恵まれた現実

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年収370万円というと日本では、低所得者の分類に入るかもしれません。

そしがやの場合は、現在は、年金収入だけなので、年収は、370万円以下です。

ただ、自分のマンションに住んでいて、家賃を払う必要もないし、子供もいなくて、夫婦だけなので、十分にやっていけます。

だから、自分が低所得者という考えたことはありません。

ですが、まだ働いていて、子どもが二人くらいいたら、この370万円というこの収入で日本で暮らすのは、大変でしょう。

しかし世界的に見たら、この370万円は、かなり上位の収入になるという記事を読みました。

news.livedoor.com


国税庁が実施した(PDFファイル)民間給与実態統計調査によると、令和元年(2019年)のパートタイマーやアルバイトを除く正規労働者の平均給与は436万円となっています。この調査結果を見ると「年収300万円代」という額が恵まれているように思えませんが、ライターのMatt Lillywhite氏は「年間370万円稼ぐ人は全世界的に見れば上位1%に入っている」と主張し、先進国からは見えない発展途上国の状況について訴えています。

 

日本の正規労働者の平均給与は、436万円とのことです。

この金額をどう感じるでしょうか。

低すぎると考える人もいるでしょうし、まあいい数字だと思う人もいるでしょう。

とはいえ、最初に登場した370万円を上回っています。

 

Lillywhite氏がバンコクの街を歩くと現地の人々から「裕福な西洋人」だと認識され、人々はお金に余裕があるかどうかを頻繁に訪ねてきたそうです。当時のLillywhite氏は数百ドル(数万円)しか持っておらず、自分の生活を維持するためには少しのお金も無駄にできないと認識していましたが、現地の人々にとっては数万円あればしばらくの間の家賃と食事をまかなうのに十分な額でした。

 


誰しも日本以外の発展途上国を旅すると、日本がいかに経済的に恵まれているかを感じた体験があるでしょう。

そしがやも20年ほど前に中国に旅したことがありますが、当時は、まだ経済成長前で当時の日本と比べるとかなり貧しいと感じたものです。

ただ最近は、メディア等で紹介される現在の中国はだいぶ発展しているようですが。

 

先進国にいれば「自分が裕福だ」と感じることもなかったLillywhite氏は、バンコクでの数時間で自分が裕福な側の人間であることに気付きました。「バンコクの人々は、世界中の大多数の人々と比較して私が非常に幸運であることに気付かせてくれ、人生についての全く新しい見方を与えてくれました」とLillywhite氏は述べています。
このように旅行で発展途上国に行くと日本に生まれたことがかなり幸運だったと気づかせてくれます。世界の多くの国と比べると先進国に暮らすことは、かなり「特権的」な存在だとこの記事は指摘しています。

 


多くの先進国では、簡単に近くの店でたいがいのものは買えますが、世界には、イエメンなどのように飢餓に直面している国もあると述べています。

タイトルになっている370万円ですが、アメリカでは、全世帯75%以上が3万4000ドル(約370万円)以上の世帯収入を稼いでいて、全世界的に見れば上位1%に入るとのこと。

日本の感覚だと370万円って、大した金額には思えませんが、全世界の上位1%というのは、驚きです。

また先進国では、言論の自由、公教育のアクセスのしやすさ、基本的人権の尊重などがあり、恵まれていると主張しています。

 

こういう記事を読むといかに自分が先進国である日本にたまたま生を受けたということで恵まれているかがわかります。

現在は、年金だけで暮らしていけていますが、もし発展途上国に生まれていたら、まだ働いていないと生活できなかったでしょう。

あるいは、衛生状態や医療水準が低いので、この年齢まで生きていなかったかもしれません。

 

Lillywhite氏は、世界中の多くの人々が自身の考え方や無知が原因ではなく、自分ではコントロールできない「生まれた場所」によって過酷な生活を強いられていると指摘。もちろん、先進国に生まれた人々が「自分は恵まれていて申し訳ない」と謝罪する必要はないものの、自分が恵まれた立場にあることを認識することが重要だと主張しました。

 
そしがやもいろいろと日本の社会に対して、不満とか持ったことがありました。

ですが、ほかの多くの国と比較してしまうとこの記事が力説するように「日本に生まれたことはかなり恵まれた」ということはしっかりと知っておく必要がありますね。

とは言いつつも日本の現状に対しては、批判的な目を持つことももちろん必要ですが。