先日、田村正和さんが亡くなられました。
昨日は、古畑任三郎の旧作を再放送でやっていたので、見ていました。
犯人役は鹿賀丈史でした。
古畑シリーズが放映されていたころずっと視聴するのを楽しみにしていたことを思い出しました。
再放送は、しばらく続くので、これから見たいと考えています。
この田村さんの代表作にもなった古畑シリーズですが、倒叙形式という最初に犯人がわかっていて、刑事がその過程を明らかにしていくというもので、それまでの刑事ドラマにはない形式で、見ていた当時、面白く見たものです。
刑事ドラマに特有のアクションシーンもないし、舞台劇のように刑事と犯人との二人芝居という形式が新鮮でした。
その後、刑事ドラマは、各クールごとに放送されていますが、この倒叙形式の刑事ドラマがないのが不思議でした。
そんな２代目古畑任三郎が実現しない理由を分析した記事を読みました。
訃報から約2週間、ネット上には田村正和さんへの追悼と、「古畑任三郎」への絶賛の言葉が飛び交い続けました。そんな反響の大きさを受けてか、ネット上に「田村正和さん死去で『2代目古畑』計画が浮上 本命は阿部寛か」（女性自身）という記事がアップされ、波紋を呼んでいます。
田村さんが亡くなったあと「２代目古畑任三郎」の企画が浮上したという記事が載りました。
ですが、この記事に対する反応は、「田村さん以外の役者さんには絶対にやってほしくない」などと否定的なものがほとんどだったようです。
個人的には、この企画が実現したら面白いと思いました。
また倒叙形式の刑事ドラマを見てみたいからです。
ですが、問題は、俳優よりも脚本を書く脚本家がいるかどうかという気もしました。
三谷さんが別の主人公で倒叙ミステリードラマを手がける可能性こそあるものの、それは「古畑任三郎」ではなく、また、「『古畑任三郎』に匹敵するヒット作になるか」と言えば、難しいものがあるのです。
「古畑任三郎」の脚本家であった三谷幸喜が、新シリーズを書く可能性はないとこの記事では、述べています。
確かに「古畑任三郎」は、田村正和さんのイメージがつきすぎています。
古くからの古畑ファンには、新しい俳優による「古畑任三郎」は、受けれがたいのかもしれません。
万が一、三谷幸喜さんが「やっぱりやりたい」と言ったとしても、人々の心に田村正和さんが居る限り、「2代目・古畑任三郎」は違和感や拒絶反応しか生まれないでしょう。それは田村さんの演じる「古畑任三郎」が偉大な名作だからにほかなりません。
「古畑任三郎」の新シリーズがありえないと繰り返した上でこの記事は、終わっています。
ですが、個人的には、「古畑任三郎」の別の俳優による新作は、無理でも、三谷幸喜やほかの脚本家による倒叙形式の刑事ドラマは、またテレビの画面に登場してほしいですね。
初めて、「古畑任三郎」に見た時のワクワク感が忘れられないからです。
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