そしがやのリタイア日記

リタイアした公務員の日々の生活を書いていきます。学生生活、投資、などなどです。

32億円貯めて節税のためにシンガポールに移住してみたら

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シンガポールには、何度か行ったことがあります。

街もきれいだし、インフラも整っていて、住んでみたいと思ったものです。

ですが、55歳ころに海外でリタイア生活をしたいと考え、シンガポールも候補の一つとして、検討したことがありますが、ただ物価が高いので、普通の年金しか収入のない人間には、無理だという結論に至りました。

 

そんなシンガポールですが、現実には、日本からは、それなりに移住者がいるようです。

以前からユーチューブをずっと見ていた中田敦彦が今年になってからシンガポールに移住しました。

これは、いろいろと記事になっているので、ご存じの人も多いでしょう。

彼の移住の理由としては、コロナ渦で仕事がリモートになり、外国でもユーチューブの仕事ができるのではないか、ということがきっかけだったようです。

 

またほかには、シンガポールのユーチューバーというGhib Ojisanのものもよく視聴しています。

彼は、日本人ですが、地元の中国系の女性と結婚したので、シンガポールに住み、ユーチューブを発信しているというものです。

https://www.youtube.com/channel/UCJfm-feI6sSoaDwFx_viN1g


二人のユーチューブを見ていると二人ともシンガポールになじんできて、生活を楽しんでいるように感じます。


一方、シンガポールに関しては、日本の高額所得者が節税のために移住しているという記事をよく目にします。

日本に比べるとシンガポールの税金は、かなり安いので、高額所得者にとっては、魅力的な国だというのです。

 

www.excite.co.jp

 

IT関連で起業して成功。50代半ばで会社を譲り、株式公開で値上がりした自社株を売って大きな富を手にした。資産額は約32億円。日本は税金が高い。必死に働いて資産を築いても、税金で半分取られてしまう。
 一方、シンガポール相続税贈与税もない。株や不動産の値上がり益にも税金はかからない。日本からも近いし、インフラも整っている。兼元さんは資産を守るために、移住した。

 

この記事で取り上げられている兼元さんは、59歳です。

海外に財産を移し、本人と財産を受け取る子どもなどが5年間海外に住んでから贈与を行なえば、贈与税がかからない、という日本の税制を利用するためにシンガポールに移住しました。
何だか羨ましい話ですが、実際に移住してみると、意外と大変だったようです。

 

しかし、海外での暮らしは想像していた以上につらい。妻は「日本以外には住めない」と言ってついて来なかった。娘は欧州に留学中だ。金はあっても、やることがない。最初は美味しく感じたシンガポール料理も、毎日となると苦痛だ。寿司屋など日本料理の店もあるが、高いし、日本のそこらの店のほうがずっとうまい。

 

確かに旅行で行くのと実際に住むのは、違うということでしょう。

これって、ありがちですね。

 

ですが、そんな中、節税を指南してくれた税理士から、海外に在住する期間が「5年」から「10年」に変更される、ということを聞きます。

日本へ帰る日々を指折り数えていた兼元さんは、そんなわけで税金を余計に払ってもいいから、もう帰ろうか、と思い始めているというものです。

この記事は、2017年のものですが、実際兼元さんは、どういう結論を出したのでしょうか。

知りたいところですね。

 

やはり長年日本で生活してきた人間には、多少税金が高くても日本の方がよかったということでしょう。

家族がシンガポールについてくれば、また違ったのでしょうが、59歳という年齢で単身で10年も異国の地で暮らすというのは、辛いことですね。

 

しかし、32億円という大金とは、縁のない庶民からすれば、兼元さんには、日本に帰ってきて、しっかりと税金を払ってもらいたいものです。

それに日本政府の租税回避者への課税をもっと強化してほしいですね。