そしがやのリタイア日記

リタイアした公務員の日々の生活を書いていきます。学生生活、投資、などなどです。

さんま 財産30億円?の行方明かす「ほとんど国に」

前に通っていた大学の友人から相続で揉めているという話を聞いたことがあります。

都内のある住宅地に住んでいた父親が亡くなったので、その子供たちがその土地を巡って争っているというものです。

金銭的な財産は、ほとんどなかったようですが、父の住んでいた土地がかなり不動産価値が高いようで、その相続で子供たちの間で意見の対立があり、亡くなって2年ほど経っても、決着を見ていないとのことです。

 

登記の手続きもできず、いまだにその土地は、父親名義だそうです。

その友人は、対立する子供たちの一方の当事者なのですが、いまは、相手の兄弟とは、絶縁状態になっているとのこと。

 

このように財産があると子供たちの間で争いが生じるというのは、よく聞く話ですが、お笑いタレントのさんまの財産に関する記事を読みました。

 

news.yahoo.co.jp

 

共演の村上ショージから「IMALUちゃん言うてましたよ。お父さん、(貯金)いくらくらいあるんかなと思ったら、大体30億あると。早く遺産分けしとってほしいって。IMALUちゃんもお金早めにいるんだなと思って」と伝えられると、金額は今田耕司のアドリブとしつつ「違う。違う。もう言うてあるんですよ。財産を子供に残すとろくなことないから、ほとんど国にアレしてっていう」と考えを披露。

 

さんまがラジオ番組で30億の財産の相続について、聞かれ、「子供に残すとろくなことないから、ほとんど国に」という自分の考え方を披露したものです。

30億という財産が正確な金額かどうかは分かりませんが、さんまの活躍を見るとそれなりの財産があるのは、間違いないでしょう。

 

このケースは、相続人がIMALUちゃん一人ですから、もしさんまが亡くなっても、最初に取り上げた友人のケースとは異なって、揉める要素はないでしょう。

ただ、このような大量の財産を受け取った子供にとっては、よくないのは、わかりますね。

これって、宝くじが当たって、予期しなかったお金が入った人間が人生を狂わされるのに似ています。

だからそういうことを心配したさんまが子供には、財産を残さないという発言をしたのは、理解できます。

 

このさんまの記事を読んだときに思い出したのは、マイクロソフトビル・ゲイツです。

ビル・ゲイツと言えば、世界一の金持ちとして知られていますが、その相続に関する記事を以前、読んだことがありました。

 

all-souzoku.com

ビル・ゲイツの3人の実子への遺産額が1,000万ドル(8億円)とも言われています。1人につき、8億円ですので、合計24億円。
ビル・ゲイツと言えば、マイクロソフトの創業者として自身一代で世界を席巻するまでに事業を成功させた経営者であり、毎年全米のみならず、全世界での長者番付で常にトップグループに位置します。
約530億ドル(4兆7000億円)ともされる資産に比して遺産はわずか0.5%です。この8億円という遺産は多いのか、少ないのか。この記事では、遺産額とその背景について、解説していきます。

 

ビル・ゲイツが子供たちに0.5%しか遺産としては、残していないという記事です。

ただ資産額が大きいので、それでも金額は、一人当たり8億円になります。

 

今日ビル・ゲイツの総資産は約530億ドル(4兆7000億円)と言われています。
2008年に経営者から身を引き、現在は慈善団体「ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団」(以下、ゲイツ財団)で感染症マラリア結核の根絶、世界の貧困地域の栄養状態の改善や教育普及活動に資産を配分しながら活動しています。
ビル・ゲイツゲイツ財団の設立に際して、その私財を原資として投じています。

 

ビル・ゲイツは、その財産のほとんどをゲイツ財団の活動のために投じています。

この活動については、よくメディアにも登場するので、そしがやもその関係の記事を読んだことがあります。

 

この財団は、社会への奉仕の精神という理由から設立されたと考えられますが、財団設立による節税と財産の承継という側面もあるとこの記事では、解説しています。

相続税もかからないし、ビル・ゲイツの子供たちもその理事になれば、財団からの収入を得ることもできるというものです。

 

財団の運営による財産承継もあり得るでしょう。
しかし、実際の遺産額は冒頭のように8億円。これは、ビル・ゲイツ氏の全資産に比べると、たったの0.5%です。一般庶民の感覚からすれば、8億円は莫大な額ですが、ゲイツ氏の場合には少ないとも言えなくありません。

ここには、「子供は決して億万長者にはしない。自分の道を自分で見つけなければならない。収入ということを考えると、彼らは自分達の好きな仕事を見つけ働いてお金を得なければならない。」という彼の考えが表れています。

 

最後には、この記事では、こう結論付けています。

「彼らは自分達の好きな仕事を見つけ働いてお金を得なければならない。」という彼の考え方は、まっとうです。

たぶん、最初に取り上げた記事のさんまも同じ考え方だと思います。

つまりIMALUには、親の遺産には頼らず、自分で稼いでほしいということです。

それにしても、さんまとビル・ゲイツという国も異なり、全く違った分野で成功した人間が、同じような発言をしているのは、興味深いですね。

 

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