引きこもりが社会問題として、話題になって久しいですが、よく考えれば、そしがやの今の生活もほとんど引きこもり状態です。
大学院がオンライン授業になったので、外に出るのは、買い物を兼ねての散歩か近くの図書館へ行くことくらいです。
妻以外とはまず話しません。
それでも問題なく、楽しく暮らしていけています。
引きこもりが社会問題化したのは、仕事もなく、親に依存したりして、誰とも話すこともなく、自室にこもり、社会的に孤立しているからでした。
今、日本には、そういった引きこもりが、100万人以上いるとのこと。
そんなひきこもりの息子や娘を支えている親も高齢化するとますます問題が深刻化するというのが、今までの引きこもりに対する認識でした。
ですが、コロナ禍以降、新しいタイプの引きこもりが増えているようです。
ズームで会話する同級生は、大学院へまず行くことはありません。
仕事をしている人もいますが、ほぼ自宅にこもっている人もいます。
通学がないので、地方にある実家からズームに参加している人もいます。
昔からの定義だと引きこもりにあたるのかもしれませんが、彼らは、自分たちの学生生活を楽しでいるようです。
けして、いままでの引きこもりのイメージではありません。
またほとんど自宅から出ず、生活を成り立たせている人も増えています。
ITやウェブサービスの発達で可能になりました。
テレワークで仕事をしてくださいという社会の要請もあります。
こういう人も以前の定義だと引きこもりになってしまうかもしれませんが、彼らはけして、引きこもりではないでしょう。
成功したユーチュバーのようにほぼ自分の部屋から出ないで、かなり稼いでいる人もいます。
彼らは、登録者が数十万人もいるので、寂しくないと思っているようです。
こう見てくるとここ数年のIT技術の発達で自宅だけで稼げることができるようになりました。
ただこういう人を見て、寂しいのではないかという人もいるかもしれませんが、孤独に対する耐性は、人によって違うものです。
1週間誰とも話さなくても平気な人や同居の配偶者とだけ話せば問題ないという人もいます。
かえってほかの人と話すのが、煩わしいという人もいます。
そしがやもかなり孤独に強い方で、妻との会話だけでも全然つらくありません。
しかし問題は、健康だけなので、1日に1度は、外を散歩するようにしています。
1日中、椅子に座ったままというのは、体に悪いのは確かです。
それだけを気を付ければ、ほぼ引きこもり状態でもそしがやの場合は、何らの問題もありません。
こういうことで引きこもりに対する考え方もIT技術の発達や今年のコロナ渦で変わってきたように見えます。
そしがやにとっては、いい変化だと思えます。
ただ最初に述べた今までの意味での引きこもりですが、親が亡くなった後に経済的な問題が生じます。
引きこもりのまま、仕事のスキルも身に付かず、中高年を迎えたケースです。
親の死後は、もう仕事をすることもできないでしょうから、生活保護等の行政サービスを受けることになるでしょう。
だから役所への行政手続きのできるレベルのスキルだけは、持っておいてほしいですね。
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