以前ですが、用事があって、出かけた駅の近くに図書館があったので、入ったことがあります。
その図書館というのは、一種の高床式の建物というのでしょうか。
階段を上っていって2階に相当する部分に入り口があります。
その階段の下をよく見ると段ボールが敷いてあって、誰かがいた跡のようなのです。
その謎は、図書館の中に入ってわかりました。
雑誌閲覧席に座ると隣の男からすえたような匂いがしました。
だいぶ風呂に入っていない様子です。
それにリュックに入ったかなり大きな荷物を持っています。
彼の全財産なのでしょう。
たぶん、2階の階段の下に住んでいるのは、彼なのかな、と推測しました。
きっと図書館の開館時間は、室中にいて、閉館になると階段の下で夜を過ごしているのでしょう。
雨がしのげるので、まあまあ快適なのかもしれません。
でも今は寒くなっているので、ちょっと辛くなっている気がしました。
つまり図書館に住んでいる男といってもいいかもしれません。
アメリカには、スーパーに住む男もいるようでこんな記事を読みました。
このほどアメリカで、スーパーマーケットの天井裏に勝手に住みついていた35歳の男が逮捕された。保安官事務所によると、男はいくつかの生活用品まで所持していたという。『Reno Gazette-Journal』『Fox News』などが伝えている。
スーパーマーケットの天井裏に住んでいたというものです。
ちょっと考えられないですね。
それにしてもどうやって、天井裏に入り込んだのでしょうか。
その後の調べにより、マシューは建物の外から梯子を使って屋根に登り、梁をつたって天井裏に侵入したとのことだ。彼はそこに1週間ほど隠れ住み、食事は店内の惣菜などを盗んで食べていたそうだ。
この記事を読むと簡単に天井裏に入り込んだように書いてありますが、近くのスーパーの建物を見ても簡単には天井裏には、入れそうにはありません。
アメリカのスーパーの建物は、日本とは、構造が違うのでしょうか。
マシューを逮捕したライアン郡保安官事務所によると、今年9月30日の深夜に夜勤シフトの従業員が出勤した際、店内の天井から人の脚が突き出しているのに気づいたそうだ。どうやら天井裏に何者かが潜んでおり、運悪く片脚が天井パネルを突き破っていたという。
それにしても片脚さえ天井パネルを突き破らなければ、この男は、もっと住み続けることができたわけです。
総菜は、食べ放題でしょうから、悪くなさそうですね。
同保安官事務所のパトロールキャプテンをしているジョニー・スミス氏(Johnny Smith)は「彼はいくつかの生活用品を持っており、天井裏には彼自身で作った簡易的なリビングルームもありました」と語っている。
一時的な滞在場所ではなく、完全に生活をしていたようですね。
「私はかつて消防署に勤務していたけど、ショッピングモールの屋根裏にホームレスのグループが住んでいて驚いたよ。」
これはこの奇妙な事件を知った人からのコメントの一つですが、アメリカには、スーパーの天井裏だけでなく、ショッピングモールの屋根裏にも住む人がいたとのこと。
これはグループで住んでいたというから、驚きです。
「法に違反することはやっちゃいけないけど、この男の創造性と独創性は称えるわ。」
こんなコメントもありました。
確かに日本では、見かけない独創的な住み方かもしれませんね。
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