現在、日本の個別株を10銘柄ほど所有しています。
原則としては、高配当の株式の長期保有で年間3%以上の利回りを狙っています。
ただ現実には、そこまでは運用できていません。
株式優待目当ての株式がいくつかあり、それを加えると2%程度になってしまうからです。
無論、優待利回りを加えれば、3%以上にはなるでしょうが。
そんな株式投資ですが、オマハの賢人のバフェット氏関連の記事は、いつも読むようにしています。
そしがやの投資方針とは、異なることがあるものの参考になることが多いからです。
日経電子版にこんな記事が載っていました。
この記事によると、バフェット氏は、経営するバークシャー・ハザウェイの株主に年に1回手紙を送りますが、投資に対する普遍的な考え方への助言も毎回織り込まれています。参考になります。
2月下旬に発表された今年の手紙では、「米国株に投資することの強み」と「コストの怖さ」が指摘されていました。
この記事の中のグラフからは、アメリカの株式がほかの国の株式に比べ、上昇率が高いことがわかります。
特にここ数年の伸び率は、びっくりするほど高いですね。
日本だけの数字は、掲載されていませんが、米国株に比べるとかなり低いと想像されます。
米国株の長期上昇力が強い理由として米国企業の自己資本利益率(ROE)の高さなどがあげられるが、その底流に流れているのは米国が「純化した株主資本主義」の国であることだろう。個人金融資産のうち株式と投資信託を合わせた比率は日本が15%なのに対し米国は約5割。株高こそが米国民の多くの幸せに結びつく構図がある。だからこそ企業経営者は自社株買いも繰り返しながら事業の収益力の絶え間ない強化を続け、ROEを高め続ける。
この記事では、米国企業にとって、事業の収益力を高めていくことが、資産の中で約5割が株式である米国民の幸福を高めていくことに結び付くという現実があると分析しています。
いろいろな投資ブログをみていても米国株に投資するものも多いです。
ですが、そしがやは、米国株は、為替リスクが読み切れないということもあり、踏み切れないでいます。
これからの研究課題でしょう。
■コスト年1%なら資産半減
バフェット氏は次に「驚かないでください」と前置きしたうえでコストの話に移る。「(先ほどの米国株への非課税での投資で)過去77年間のS&Pへの年率リターンは11.8%でしたが、もし運用会社やコンサルタントに年1%の費用を払って年10.8%でしか運用できなかったら、利益は半分に削減され、26億5000万ドルになっていたでしょう」
バフェット氏は、自分自身は、割安株を厳選して長期保有する手法でここまでの資産を築きましたが、「普通の人はS&P500に連動する低コストのインデックス(指数連動)型投信でもいい」とも述べています。
確かに誰もが、バフェット氏の手法で株式で成功するわけではないでしょう。
ですから、一般の人には、失敗しない方法であるインデックス投資を推奨しています。
そこで大事になるのがコストということを強調しているわけです。
そしがやもインデクス型投信を持っていたこともありますが、現在は、止めてしまっています。
それは、何もしなくてもいいので、退屈だったからです。
今は、時間があるので、個別株式の方に魅力を感じています。
ですが、仕事が忙しい人には、インデックス型投信は、お勧めだと思います。
ちなみにバフェット氏が自分の妻への遺言で「遺産の9割はS&P500に連動するインデックス型投信で」と書いているのは有名な話だ。
最後にこの記事は、こう終わっていますが、日本だと日経平均連動型インデックス型投信ということになるんでしょうね。
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