留学をしてみたい。
これも子供のころからの夢だった。
旅行ではなく、長期的に滞在して、外国で勉強をしてみたかった。
いままで日本国内でしか生活したことがなかったので、留学して勉強するだけではなく、外国で生活することも経験してみたい。
若いころの学生時代は、外国で勉強することには興味はあったが、経済的に留学する余裕もなかった。
就職してからは、仕事に追われ、長期的に休めるはずもなく、留学することなど考えることもなかった。
いまはリタイアして、大学に行っているので、留学をするならば、8月から9月にかけてになるだろう。
1か月半くらいは休める。
だから、この短期間の留学か、もっと期間が必要な留学なら、大学を卒業してからの留学になる。
いま具体的に考えているのは、夏季休暇中の短期の留学である。
学内には、そんな短期留学向けの留学の説明会のポスターの掲示がされている。
一度、説明を聞いてみたいと考えている。
短期的な留学なので、英語の語学留学になると思うが、説明会で内容を聞いてみたいと思っている。
いろいろな国への留学があるようである。
アメリカもあるし、他の英語圏の国々、それにフィリピンなどのアジアの国での留学もあるようである。
国内でもいまは英語の勉強はできるが、英語圏の国という違った環境に身をおいた形で勉強に励んでみたい。
大学の教授の話だと留学は若いころに行った方が効果的だという。
特に語学はそのようである。
その教授も二十代半ばでドイツに留学したが、もっと早く留学しておけば、よかったと言っていた。
だが、留学は、その年齢に応じた成果があると思う。
高齢になってからの留学でも得るものはあるのではないか。
語学的には確かにあまり効果がないかもしれない。
だが、行った先の国の学校の生徒や現地のいろいろな人とのふれあいがあったり、高齢者なりの収穫もあるのではと考えている。