引きこもりが話題になって、久しいですが、これからは、そういった引きこもりの子たちが高齢化したときのことが問題になると思います。
親がいるうちはいいのですが、親もいつかは亡くなります。
その時、生活能力のない引きこもりは、どうするのでしょうか。
そんなことが心配で、引きこもりの子どもにそれなりの財産を残したいという人の記事を読みました。
記事は、いつも楽しみにしているマネープランクリニックのものですが、相談内容は、以下のようです。
▼相談内容
30年前に妻と死別し、一人で長男を育て、大学まで行かせましたが、引きこもりになり、また母親の介護をしています。会社の理解で仕事も続けさせていただいています。60歳以降は、会社の再雇用制度を1年利用する予定で、2年目からどうするか決めていません。年収契約で年間手取りは300万円位でしょうか。定年後も現役と仕事内容が同一できつい仕事のため、年金は64歳からもらう予定です。
子どもにも死後3000万円残したいと考えています。リタイアできるでしょうか。よろしくお願いいたします。
相談者は、５９歳ですが、早くに妻と死別し、一人息子を育ててきましたが、引きこもりになってしまったという、かなりつらい状況の男性です。
資産は、７７００万円ほどありますが、３０００万円は、息子のために残したいという相談です。
アドバイス1：年金と貯金の取り崩しで老後資金は問題なし
アドバイス2：子どもに残す予定のお金の一部は終身保険への加入を検討してみて
アドバイス3：仕事を辞めても問題ないが、生活のバランスを崩さないよう徐々にリタイアして
ＦＰのアドバイスは、上記の３点です。
アドバイス１で現状で、問題なくリタイアできるとＦＰは述べています。
ですが、そしがやが一番気になるのは、残された引きこもりの子供がどうなるかという問題です。
アドバイス２で少し触れています。
お子さんに資産を残す方法の一つとして、終身保険に加入することも考えてみてください。死亡保険金はほかの相続財産とは別に「500万円×法定相続分」の非課税枠があります。
ＦＰは、終身保険を勧めています。
これは、これで息子さんにとって、役に立つことだと思います。
ですが、一番、心配になるのは、この息子さんがこの相談者が亡くなった時に自分で自分のことをマネージメントできるかということです。
その辺は、詳しくは述べられていませんが、仮に３０００万円残されても、このお金を使って、息子さんが自分だけで生きていけるのかがちょっと不安になります。
引きこもっていて、人生経験がないだけに気がかりです。
すこし先の話にはなるかもしれませんが、その辺についてもアドバイスがあるとよかったと感じました。
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