十代のころは、金持ちになりたいと考えていました。
経済的に恵まれた生活をして、安穏と暮らしたいと思っていたのです。
ですが、公務員になったので、将来の収入とかも見えてきます。
就職前に思い描いていた金持ちになれないことは、わかってしまいました。
金持ちになるには、自分で事業を起こして、会社を立ち上げるしかないのです。
サラリーマンである限りは、金持ちになれないことは、当然でしょう。
ですが、その後、いろいろな、いわゆる金持ちになった人の伝記とかを読むと、かなりの努力をしていることがわかりました。
それも才能がある人が努力をするのです。
そして、ようやく金持ちになったようなのです。
それに金持ちになった後も安穏な生活ではなく、その生活を維持するためにやはり同じような努力を続けています。
何だか、こんなことを知ってしまうと金持ちになるのも大変だな、と感じました。
才能もないし、努力もしたくない人間としては、決まった収入かもしれないけど、サラリーマンとして生きていく方がいいようにも思えました。
一方、世間的には、今の社会は、金持ち優遇だという風潮があります。
庶民ほど苦しむという考えです。
ですが、こんな風に苦労して金持ちになった人のことを考えると、そうでもない、とも思ったりもしました。
こんな記事を読みました。
メディアなどでこう言われることがあります。「富裕層が税金などの抜け道で恩恵を受けている」。確かにそういう側面もあるけれど、私個人としては、特に異常だとか恥ずかしいことだとは思えません。なぜなら、それは単なる一側面に過ぎず、生活全体で見たら、それなりにバランスが取れているように感じるからです。
この記事でいう富裕層は、そしがやが考えていたように自分で経営している層です。
そうするとサラリーマンに比べて、富裕層は、社会保険にしても何にしてもすべて自腹だと述べています。
決して優遇されていないというのです。
また行政サービスでは、所得制限があるので、税金を多く払っているけど、受け取るものは少ないとも書いています。
また富裕層が節税やお得な制度に詳しいのは、自分から積極的に情報を取りに行っているからだとしています。
反面、庶民は、そういったことに無関心だとも述べています。
金持ちが金持ちになるには、それなりの理由があるというものです。
厳しいことを言うと庶民は、そういう努力をしていないというのです。
結構説得力のある内容です。
ですが、この記事は、あまり一般受けしないでしょう。
とはいえ、一面の真理を含んでいるのも確かです。
無論、理屈ではわかっても感情では、納得できない人もいるかもしれませんが。
関連記事