よく理想の国というと北欧の国を挙げる人が多いです。
スウェーデン、ノルウェイ、デンマーク、フィンランド、アイスランドです。
社会保障が充実しているところが評価されているようです。
先日ブログを見ていたら、こんなランキングが載っていました。
幸福度ランキン1位のデンマークを見て思うセミリタイアについて – セミリタイア資金3000万を目指すブログ
幸福度ランキング 上位5位(2016年度)
1位「デンマーク」
2位「スイス」
3位「アイスランド」
4位「ノルウェー」
5位「フィンランド」(中略)
53位「日本」
幸福度ランキングを見ると北欧の国が4か国入っています。
日本は、かなり下の53位です。
幸福度ランキングの基準がどういうものかはよくわかりませんが、1位は、北欧のデンマークになっています。
このデンマークですが、社会保障が充実しているし、労働時間が短くて、女性の社会進出が進んでいるのが、評価されているとのことです。
いつも疑問に思うのは、北欧の国を理想というのなら、なぜ日本は、デンマークになるような政策を取らないのでしょうか。
モデルがあるのですから、デンマークを目指した政党が現れてもいいと思いますが、出てこないようです。
その理由は、デンマークの税金が高いことが嫌われているからでしょう。
ちなみにデンマークでは、「消費税25%、所得税40~60%」です。
レベルの高い社会保障を実現するためには、高い税金が必要なのは、誰でもわかることです。
ですが、現在の日本では、かなりの人が税金を上げることを望んでいないようです。
例えば、現在の日本の消費税は、8%ですが、一旦決まった10%にするのも現在は延期になっています。
多分、デンマーク並みの社会保障を実現するために、消費税を25%にしようという政策を持った政党が現れても、議席は一つも取れないでしょう。
このことからすると、日本人は、デンマークになることを、本当は望んでいないのではないかと思えます。
デンマーク並みの社会保障に魅力を感じても、高い税金は、いやだということでしょうね。
高い水準の社会保障の維持のためには、高率の税金が必要なのは、多分、理屈としてはわかっているのでしょうけど。
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