そしがやのリタイア日記

リタイアした公務員の日々の生活を書いていきます。学生生活、投資、などなどです。

がん保険もやはり「愚者の税金」か

そしがやは、民間の保険には一切入っていません。

勤めているころにこの話をするとみなに驚かれていました。

病気になって、入院でもしたら、どうするの、ってよく聞かれましたが、医療保険については、高額医療費制度もあるので、公的な保険で十分だと考えているからです。

それに、民間の保険には、何か胡散臭い部分があって、加入する気が起きませんでした。

 

その胡散臭い部分の一番大きなところは、加入者の払った保険料がどの程度利用者に還元されるのかが、不透明なことです。

テレビで見かける大量の有名俳優を使ったCMを見ると、かなりの部分が会社側の経費に使われているような気がしていました。
ですが、保険会社はどこも利用者への還元率を公表しないので、実際のところどの程度、還元されているのかは分かりませんでした。


そうしたら、日経新聞の電子版にがん保険の還元率の記事が載っていました。
予想はしていましたが、還元率は、40%以下でした。
つまり加入者が払った保険料のうち、保険金として利用者に戻るのは、4割もないということです。
その部分を紹介してみます。

 

style.nikkei.com

 

U:「保険数理の専門家の助言を得ながら、相対的に評価が高いがん保険で試算したところ、がんにかかりやすくなる60歳から加入したとしても、還元率は平均余命を全うするまでに支払う保険料の40%未満でした」

O:「えぇ! 保険料の60%超が経費なんですか?」

 

ちょっと驚くべき数字です。
やはりがん保険に入らなくてよかったと思いました。
これだったら、自分で貯蓄して備えた方がよさそうです。
がん保険でもこの程度の還元率ですから、ほかのいろいろな民間保険も同じ程度でしょう。

 

それにしても40%以下という還元率はちょっとひどいですね。
以前、宝くじの還元率が50%で、これは、「愚者の税金」だと言われていることを記事にしましたが、がん保険は、それ以上のひどさです。
保険会社が還元率を公表しなかった理由がわかった気がしました。

 

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