仕事をリタイアしたので、平日の昼間に外へ出ることが結構あります。
今は大学も春休みですから大学へ通っているときよりも、外をぶらぶらすることが多くなりました。
都会に住んでいるせいか、周りの人からは特に不審に思われずに過ごしています。
年齢的なこともあるかもしれません。
群衆の中にまぎれてしまうようです。
ですが、地方の場合は、事情が違うようです。
こんな記事を見つけました。
「以前、公園を歩いていたらボールが転がってきて、持ち主の男の子に返す際、二~三言葉を交わしただけなのに、それを見ていた近所の人に通報されたこともありました。最終的に誤解だとわかってくれましたが、警察は変質者だと思い込んでいて、近所には誤解されたまま話が広まった。今では親にも『バイトが休みでも昼間出歩かないで』って言われています」
その後も地元に変質者が出没すると「○月○日、どこにいましたか?」と警察が訪ねてきたり、近所の子供に「ニートが来たあ!」とバカにされることも。本当は再び東京で一人暮らしを始めたいが、経済的な理由から難しい。
北関東に在住の38歳の独身男性の体験です。
食品工場でアルバイトをしながら実家に暮らしています。
年収は、250万円です。
ちょっとしたことでも不審者だと思われてしまうようです。
田舎暮らしは、近所の目があるので、東京よりも大変そうです。
それに実家でも厳しい現実があるようです。
「7年前、上司のパワハラでうつ病になり、当時働いていた東京の機械メーカーを辞めて実家に戻った。でも、4年前から兄夫婦が同居を始めた途端、庭の離れに追いやられてしまったんです」
実は、うつ病の影響で、転職しても長続きせず、家にいた小橋さんを兄嫁が「ニートと同じ家に住みたくない」と断固拒否。食事も家族一緒に食べられず、いつも離れで独り飯だという。
「疎外感はありますけど、両親や兄貴に余計な気を使わせないで済みますから。それに5歳になる甥っ子も僕のことを慕ってくれるのでまだ救われています。ただ、兄嫁が家にいる間は話しかけることができないため、たまにしか遊んでもらえませんけどね」
実家でも疎外されているようです。
これだったら、東京で一人暮らしをすればいいんでしょうが、経済的に難しいというのが、つらいところです。
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