ここ10年ほどは、ほぼ金利のない世界に生きてきました。
今回の日銀によるマイナス金利解除後の金利の上昇は、ある意味では以前のノーマルな状態に戻っただけです。
しかし、すっかり低金利に馴染んできたので、不安を感じる人もいるでしょう。
こんな記事を読みました。
日経新聞の社説です。
「金利ある世界」が家計にも訪れる。金利収入が増える一方、住宅ローンなど負債の利払いは重くなる。正常化の過程であり、全体では恩恵が上回るが、実際の影響は世代ごと、資産状況ごとに異なる。プラスマイナス両面を認識し怠りなく備えたい。
日銀によるマイナス金利解除後、金利上昇が鮮明だ。長期金利の指標となる10年物国債利回りは22日、11年ぶりに1%台に乗せた。
そしがや個人としては、負債はないので、今回の金利のある世界ではメリットしかありません。
最後に触れている10年物国債も所有しているので、11年ぶりに1%台に乗せたという内容はうれしいです。
株式投資の面で言えば、金利の上昇は企業活動にとっては、ファンダメンタルとしては、マイナスでしょうが、そんなに心配していません。
分散投資をしているので、金利の上昇が不利に働く分野もあれば、有利に働く業界もあるからです。
不利な分野としては、不動産業界が思い浮かびます。
金利上昇時にはローンを組んで不動産を買う人が減ってしまうためです。
有利な業界としては、銀行があります。
メガ銀行株を所有していますが、貸し出したお金の利息が増えて収益が増えるので、業績はプラスになるからです。
そんな訳で、金利上昇は、プラスマイナス両面あるということです。
ですから金利面も考慮しますが、基本的な投資スタイルは、今まで通り、企業の業績や将来性から判断して、投資を続けていくだけです。
これまでの高配当株投資というスタンスを変える必要はないと考えています。