そしがやのリタイア日記

リタイアした公務員の日々の生活を書いていきます。学生生活、投資、などなどです。

生涯独身の男性の平均寿命は、67歳

 

公務員時代の同年代の知り合いには、独身の人が何人かいます。

いずれも男性です。

以前からそんな独身男性は平均寿命が短いというニュースをよく見かけていたのですが、今回は、はっきりと67歳だという記事を読みました。

 

news.yahoo.co.jp

生涯独身の男性の平均寿命は、67歳……。こんなショッキングなデータが存在するのをご存じだろうか? 近刊『老後ひとり暮らしの壁』の著者で、遺品整理・生前整理などの事業を手がける山村秀炯氏が、「おひとりさま」の男性が早死にしやすい科学的理由と、「結婚する」以外の解決策を提示する。

 

老後ひとり暮らしの壁 身近に頼る人がいない人のための解決策 山村 秀炯 (著)
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最初にこの記事では、「生涯独身の男性の平均寿命は、67歳」と述べていますが、この記事の中では、その根拠がどういう統計の数字かは示されていません。

多分、元になった『老後ひとり暮らしの壁』という本には載っているのでしょうが、67歳というのは、かなりインパクトのある数字なので、この記事の中でも明示してほしかったですね。

 

NHK健康チャンネルによれば、死亡リスクを増加させる要因として、肥満、過度の飲酒、喫煙などと並べて「孤立(社会とのつながりが少ない)」を挙げています。なんと、この4つの中で、「孤立」が最も死亡リスクを上げてしまうというのです。

 

上記の根拠は、アメリカのブリガムヤング大学のランスタッド教授による2015年の論文です。

同教授によると死亡リスクの上昇率は、「社会的孤立」で29%、「孤独感」で26%、「一人暮らし」で32%になると結論付けました。

社会的なつながりが少なくて、孤独感を感じていて、ひとり暮らしであると死亡リスクは約1.9倍になってしまうというのです。

 

孤独により死亡率が高まる理由としては、この記事では、いくつかの研究成果を上げています。

「孤独により、全身の炎症が強まる」というものや「うつ病の発生確率と正の相関関係がある」というものなどです。

 

こう見てくると孤独には全くいいことがなさそうです。

ただ最初に挙げた公務員時代の知り合いの様子を見ていると独り暮らしの人生を楽しんでいるように見えます。

家族がいるといろいろと縛られることがありますが、まったく自由で羨ましいと感じる面もあります。

自分で積極的に結婚しない人生を選んだのであれば、ここで強調されているデメリットは必ずしも当てはまらないような気もしています。