投資関係の本は、いろいろ読んできましたが、その中でも今回取り上げる本は、インデックス投資のバイブルとも言うべきものです。
そしがや自身は、インデックス投資はしていませんが、まだ現役で若かったら、たぶん、この本に基づいてインデックス投資をしていたと思います。
【全面改訂 第3版】ほったらかし投資術 (朝日新書) 山崎 元 (著), 水瀬 ケンイチ (著)
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今回、この本の著者の一人の山崎元に関する記事を読みましたので、取り上げてみます。
「投資」というと毎日の株価をチェックして売買を繰り返すイメージがあるかもしれないが、経済評論家・山崎元(はじめ)さんが提唱していたのが、それとは正反対の「一度買ったら後は何もしない」という運用法だった。日銀によるマイナス金利解除など投資環境が激変する今だからこそ、今年1月に亡くなった山崎さんの“ほったらかし投資術”に学ぶべきことは多い。
現在、そしがやは、高配当株を中心とした日本株の投資をしています。
そんな訳で頻繁に株価はチェックしています。
リタイアしているので、このような株価チェックができますが、仕事をしていたら無理でしょう。
ただ、そんな株価チェックが楽しいので、現在の投資スタイルを続けています。
しかし仕事をしていたら、そのようなことをしていたら、株価が気になって、業務にも影響も出てしまうでしょう。
実際のところ、リタイア前は、そしがやの場合は、そういった状況でした。
だからもし今もっと若くて仕事をしていたら、この本の勧める“ほったらかし投資術”をしていたと思います。
『ほったらかし投資術』のなかで推奨されているのは「世界中に分散投資した低コストなインデックスファンドを毎月淡々と積み立てるだけ」という極めてシンプルな投資術である。
(中略)ほったらかし投資の実践においては、まず「運用資金」を確定する。3~6か月分の生活資金を確保して普通預金とし、それ以外のお金を運用資金に回す。
次に、運用資金を「リスク資産」と「無リスク資産」に分ける。
リスクを取って運用してもいいと考える「リスク資産」は、“オルカン”の通称で知られる「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」に全額投資する。投資先はこれ1本でいいとされている。
この本で推奨する投資スタイルは、上記の内容に要約されます。
要は「リスク資産」は、「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」に全額投資する、というものです。
すごく分かりやすいです。
それに余計な時間を取りません。
仕事をしている人向けでもあります。
今回のこの本は、第3版ですが、第1版から読み続けていますが、それまでは、ほかのインデックスファンドも推奨していました。
第3版になって、eMAXIS Slim 全世界株式1本になりました。
こんなに分かりやすい、シンプルな結論でいいのかとも思われるでしょうが、実際にこの本を読んでみるとこの結論にはかなりの説得力があるので、多くの人は納得できるでしょう。
ただそしがやにとっては、このシンプルさが多くの人にとっては、正解だとは思うものの、そしがやにとっては、残された人生は少ないし、やや退屈に思えます。
高配当株投資は、個別株の検討に時間は掛かりますが、それが楽しいので、そんな投資スタイルを続けています。