大学へ行かない日の午後は、天気が良ければ、近所を散歩をしています。
1時間半ほど歩くのですが、最近駅前の2軒の携帯ショップが閉店していたことに気づきました。
携帯と言えば、それなりに売れていると思っていたので、この閉店は意外でした。
ほかにもスポーツジムと100円ショップもいつの間にか店を閉じていました。
長年街を歩いていると店舗の移り変わりはあるのですが、今回は携帯電話ショップの閉店について触れた記事を読みました。
一番シンプルな答えをすると、携帯電話が売れなくなったことが最大の原因です。食品や衣料品の買い物ついでに立ち寄って携帯電話も買い替えていくお客さまが、この数年で激減しました。
(中略)
「なぜ売れなくなったのか?」という理由も複数ありますが、端末自体の値段が高くなってしまったことは要素として大きいと考えます。
これは、スーパーマーケットのテナントとして出店している複数のキャリアを扱う携帯電話ショップの店員に取材したものですが、大手キャリアのみを扱う店舗でも同様の理由でしょう。
つまり端末自体の単価が高くなったので、売れなくなったというのです。
そしがやの持っているスマホは、一年ほど前に購入したものですが、1万円程度の一番安い物を選びました。
そんなに高機能のものが必要ではなかったからです。
その時にカタログを見ると高いものは、10万円を超えていました。
誰が買うのかと思っていましたが、やはり高価格化で売れなくなっているのは確かなようです。
じゃあ何が問題かというと、結局は端末の販売台数が足りないがゆえに“全体の”ノルマが未達になるという所だと思います。細かい個別KPI(達成すべき指標)は達成できても、大枠である販売台数のKPIが達成できていないので「全部の獲得が足りない」ということでノルマ未達になってしまうと。
ノルマのことをよく耳にしますが、回線の新規契約を伴う台数」「他社からのMNPによる移転を伴う台数」といった細かいものもあるようです。
ただ以前に比べると現実離れしたものはなくなったようですが、やはり端末が売れなくなったことで販売台数という全体のノルマが果たせないということが要因としては大きいようです。
以前なら売り上げを大きく立てられた店舗でも、時代や市場動向の変化によって顧客の獲得が難しくなり、閉店に追い込まれる――少しさみしいことだが、見方を変えると店舗が変化に追いつけなくなったという側面もあると思う。
最後には、上記のように筆者は「店舗が変化に追いつけなくなった」と分析しています。
こういった閉店の流れは、過去にもあったので、資本主義の宿命ですが、また新しいニーズが対応した店舗が現れるのも間違いないので、筆者が言うようにそんな新店舗に期待したいですね。