そしがやは、高配当株を中心に投資をしていますが、高配当で人気のあったあおぞら銀行が今期最終赤字で無配に転落したという記事を読みました。
[東京 1日 ロイター] - あおぞら銀行は1日、2024年3月期の連結業績予想を下方修正し、純損益予想を従来の240億円の黒字から280億円の赤字に見直すと発表した。米国オフィス向け不動産融資で追加引き当てを行うほか、外国債券などの有価証券について売却処理を進め、下期410億円の損失を計上する。最終赤字となるのは、2009年3月期以来のこと。第3・四半期と期末配当予想は無配とする。
この記事を読むと当初予想の240億円の黒字から280億円の赤字になったのは、海外金利の上昇で、あおぞら銀が保有する欧米債や投資信託の価格が急落したこともありますが、米国での不動産投資の失敗の影響を受けたことが大きいようです。
米国では、コロナ以降在宅勤務が増えたせいでオフィス需要が減り、金利も上昇したこともあり、オフィスビル価格が下落しました。
あおぞら銀行は、そんな米国不動産不況の泥沼にハマってしまったということでしょう。
この情報を得て、1日の同行の株価はストップ安にまで売り込まれました。
高配当を目当てに投資していた投資家のろうばい売りを誘ったようです。
そしがや自身は、あおぞら銀行の株は持っていませんが、高配当なので、注目はしていました。
ですが、高配当だけしか見ないで株式投資をしているとこういう落とし穴もあるということでしょう。
銀行株は1行だけですが、メガバンク株を所有しているので、自戒しなくてはいけないですね。
銀行株は、配当は高いのですが、景気の変動に敏感なので、そういったリスクを常に頭の片隅には残して置けという教訓でしょう。
今のところ、日経平均の上昇とともに所有する日本株はほぼ順調に値を上げていますが、こういう記事を目にすると株式投資には、常にリスクがあるんだと気づかさせてくれます。
やはり分散投資に心がけるという投資の鉄則を守っていくしかなさそうです。