一昨日は、大河ドラマ「光る君へ」の第5話「告白」でした。
第5話は、史実とは関係のない、ほぼオリジナルストーリーです。
内容はというと、道長が右大臣家の子息であり、6年前に母を手にかけた道兼の弟であることを知ったまひろはショックを受けて寝込んでしまいます。
まひろが倒れたことを聞いた道長は、自らの身分を偽ったことを直接会って説明したいとまひろに文をしたためます。
直秀の導きでようやく二人は、再会することができたという展開でした。
昨年の大河ドラマ「どうする家康」では、このころは、家康と築山殿とのファンタジー的な展開が続き、ちょっと見るのが辛くなってきたころでした。
それを考えると今回の大河ドラマは、平安時代という馴染みのない時代が舞台になっているにもかかわらず、今のところ面白く見ています。
当時の風俗もいろいろと照会されていて興味深いです。
例をあげると、まひろが倒れてしまったことを心配した乳母のいとがお祓いを頼む場面があります。
今だったら病院へ行くのでしょうが、当時としては、医療もそんなにないでしょうから、かなり胡散臭い霊媒師に頼むということになるんでしょうね。
今回の大河ドラマが始まる前は、戦もない平安時代でどんなストーリー展開になるのか、心配していましたが、宮廷内の権力争いとか、道長の一族の中での葛藤とかが飽きさせません。
それに大河ドラマの定番となっている戦国時代や幕末と異なって、よく歴史的な背景や社会状況を知らないので、「これは史実と違うぞ」とは思うこともなく、ドラマを楽しめています。
こんなに面白いのは、まず脚本がいいんでしょうね。
キャスティングも物語に合っているし、俳優たちもいい演技をしています。
個人的には、4人の貴公子たちの会話が楽しいです。
今回は、公任が妹が入内したにもかかわらず、官位が上がらない斉信にマウントを取っている場面が笑えました。
「光る君へ」は、ネット上のコメントを見ても比較的好意的なコメントが多いように感じました。
今回の大河ドラマも始まったばかりです。
主人公たちの成長とともに、これからどう展開していくでしょうか。
今のところ、1年間を通して完走できそうな気がしています。