新しい大河ドラマが始まりました。
「光る君へ」です。
平安時代に生きた、『源氏物語』を執筆したことで有名な紫式部を主人公にしたドラマです。
最初、平安時代という合戦のない時代だし、大きなエピソードもないので、1年間という大きな尺では、ドラマが持つのかという心配がありました。
反面、今までの大河ドラマでは、取り上げられたことのない時代なので、そんな頃の大河ドラマを見たみたいという気持ちもありました。
昨夜の第1話を見た限りでいえば、面白く、楽しめました。
星を見ているシーンから始まります。
ちょっと意外なオープニングでした。
何かこれから安倍晴明が重要な役割を演ずるのを予感させましたね。
その後は、紫式部の家族や藤原道長一家の紹介があり、主要な登場人物たちの顔見世です。
その中でも劇中は、三郎と言われている後の道長のすぐ上の兄の道兼のエクセントリックなのが、印象に残りましたね。
ちょっとしたことでキレて、弟の三郎を殴ったりと今までの平安貴族のイメージとは違った、暴力的な男として描かれます。
最後は、衝撃的なシーンです。
父・藤原為時が東宮の漢文指南の職を得たお礼参りの帰り道です。
母や従者の前を急いでいたのちの紫式部であるまひろは、馬を駆っていた道兼と衝突しそうになり、道兼は落馬します。
母に促されて、まひろは、「お許しを」をと詫びます。
それが思わぬ悲劇のきっかけになります。
道兼は自分の感情を抑えきれず、逆上して、従者の太刀を抜き、まひろの母を背後から突き刺します。
最初ののんびりとしたホームドラマ的な進行から、後半はいきなりショッキングなシーンで終わります。
何だか2022年の大河ドラマの「鎌倉殿の13人」を思い出させましたね。
第1話のつかみとしては、楽しめました。
今後は、どうなるか分かりませんが、しばらくは、脱落することなく、この大河ドラマを見ることができそうです。