今年は、ファイナンシャルプランナー3級と2級の勉強をしてきたので、そのほかの公的資格にも興味を持ちました。
よく3大難関資格として、司法試験、公認会計士試験、医師国家試験が挙げられます。
3つ目の医師国家試験に関しては、別の試験が入ったりと変動する場合がありますが、最初の2つについては、誰もが認める難関試験だと思います。
そんな難関試験に元プロ野球選手が合格したという記事を読みました。
2017~21年に巨人、楽天で通算83試合に登板した池田駿氏(30)が17日、超難関とされる公認会計士に合格したと自身の「X」(旧ツイッター)で明かした。公認会計士・監査審査会のホームページによると、今年の公認会計士試験の願書提出者に対する合格者は7・6%。元プロ野球選手としては異例のセカンドキャリアを歩むことになった。
不勉強で池田駿氏については、知りませんでした。
ですが、公認会計士に合格したのは、素直にすごいと思いました。
ネット上で合格までの学習時間を調べてみたら、司法試験 3000~8000時間、公認会計士4000時間と載っていました。
人によって異なるので、あくまでも目安ですが、難関であることには、間違いないでしょう。
この2つの試験で司法試験についてはかなり馴染みがありました。
公務員時代に職場で合格する人が何人かいたからです。
ただ公認会計士については周りに合格者がいなかったし、仕事上での付き合いもなかったので、あまりイメージがありませんでした。
今年になってFPの学習をするようになって、2級の中に貸借対照表や損益計算書が出てきて、少しは公認会計士の仕事が想像できるようになったくらいでしょうか。
スポーツ報知の取材に応じた池田氏によると、21年頃から簿記の勉強を始め、21年シーズン終了後に現役引退を決断してからは1日平均10時間の猛勉強。「2年間で勉強を休んだ日は1日だけで、どれだけ忙しくても3、4時間は勉強するようにしてました」
野球選手で公認会計士に合格した人を過去にさかのぼって調べてみると元阪神の奥村武博氏がいます。
ただこの方は、合格までに足かけ9年掛かっています。
それを考えると池田氏が2年間で合格したことは驚異的です。
地頭がよかったことに加えて、1日平均10時間の猛勉強をできるだけの持続力があったことが大きいように感じます。
プロ野球選手のセカンドキャリアというと監督、コーチ、解説者などが思い浮かびますが、野球に関係した仕事に就ける人は少数派です。
普通にサラリーマンや飲食店経営などのまったく野球に関係のない業界で生きている人がほとんどでしょう。
ですが、池田氏が公認会計士のような専門職への道を切り開いてくれたので、これからの野球選手のセカンドキャリアが広がった気がします。
ちなみに元プロ野球選手で司法試験や医師国家試験に合格した人は、ネットで調べた限りでは探せませんでした。
こちらの方面に挑戦する人にも出てきてほしいですね。