現在、ネットで買い物をする場合は、アマゾンをメインで使っていますが、楽天市場も時々利用しています。
どちらかに絞った方がポイントを貯めることを考えるといいのでしょうが、アマゾンにしかないものや逆に楽天市場でしか買えないものもあったりするので、両者を併用しているというのが現状です。
そんな楽天についての記事を読みました。
それでも日本のアマゾンユーザーは恵まれているほうである。値上げしたとはいえ、米欧に比べると日本の年会費は格段に安いのだ。アマゾンがEC市場を支配している米国の年会費は139ドル(約2万1000円)、英国は95ポンド(約1万7600円)、ドイツは89.9ユーロ(約1万4600円)である。
この記事では、ネット業界において世界的な企業であるアマゾンとの競争で日本国内で拮抗している楽天市場の役割を評価しています。
アマゾンは、今年の8月24日に有料会員「プライム」の年会費を4900円から5900円に引き上げました。
月間プランは500円が600円になりました。
今までのユーザーからすると結構高いですが、世界的には、かなり安いほうです。
その理由としては、アマゾンにとって手ごわい競争相手としての楽天の存在があるようです。
では日本だけがなぜ安いのか。ある業界関係者は「楽天市場の存在が重石になっている」と指摘する。アマゾンは自社倉庫のメーカーなどから仕入れた商品を在庫しておき、ネットで注文が入ると配送する仕組み。出店企業に仮想商店街の軒を貸している楽天市場とはビジネスモデルが異なるが、日本におけるアマゾンの流通総額は楽天市場とほぼ拮抗(きっこう)しているとされる。
もしアマゾンプライムの会費を引き上げれば、利用者が楽天市場に流れかねないという懸念があるので、アマゾンとしても日本国内のプライムの会費を値上げできないとこの記事では分析しています。
欧米に比べ日本のプライムの会費が安い理由が謎だったので、この記事の説明には納得できました。
もし日本に楽天のような競合企業がなかったら、欧米並みの会費額になっていたのは間違いないでしょう。
だが少なくとも現時点では、楽天が存在することで、これらの市場に競争が生まれ、結果として消費者、国民の利益が守られている。
最後には、このように結論付けています。
現在、楽天に関しては、この記事でも言及しているようにネガティブな情報がいろいろと流れています。
ですが、少なくともアマゾンの競争の面で見ると、やはり健全な資本主義においては、楽天のような拮抗している企業が存在する重要性を感じています。