今週の大学院の授業では、発表の担当でした。
2週間ほど前から準備してきて、1時間ほどかけて、与えられたテーマに関する報告をしました。
ほかの学生からの反応もよく、教員からも評価してもらいました。
ずっと発表するテーマに取り掛かっていて、ほかのことをする余裕がなかったので、終わってホッとしています。
次回の発表は、12月下旬なので、それまでは、いろいろとほかのことも出来そうです。
さてその中で今回の発表に関連する書籍を読んでいたら、昭和の妖怪と言われた岸信介の言葉が目に入りました。
「転ぶな、風邪ひくな、義理を欠け」
長生きする秘訣として岸が答えたものです。
この言葉は、以前にも聞いたことがあります。
比較的知られた言葉でしょう。
最初の「転ぶな」は、転ぶことによって骨折して、寝たきりになることを恐れたものでしょう。
寝たきりにならないまでも骨折によって行動が制限されると認知機能が衰えたりすることもあります。
そしがやも場合も父親が2度も転んで骨折して、2度目の骨折の後では、かなり認知機能が衰えたのを知っているので、そしがや自身も気を付けています。
2つ目の「風邪ひくな」は、風邪は、大病の元だといいますが、軽い風邪のつもりで寝込んだと思ったら、肺炎を起こして亡くなってしまったということは、よく耳にすることです。
そしがや自身も風邪は、引きやすい方なので、注意しています。
岸の言った言葉でもっとも重要なのは、実は、3つ目の「義理を欠け」だと思っています。
一番の義理と言えば、冠婚葬祭でしょう。
この年齢になるともう結婚式はもうないので、よくあるのは、葬式です。
勤めているころは、職場関係の葬儀には、必ず出席していたものです。
今は仕事をしていないので、そういった方面の義理は、なくなりました。
ですが、親戚の葬式はそれなりにあります。
父母の兄弟姉妹たちがかなり高齢になっているからです。
ですが、体調の悪い時や遠隔地の場合は、もう無理に出席しないようにしています。
香典を送って済ましています。
先日もそうしました。
よく聞く話として、冬の寒い日の葬儀に出席して、風邪を引いて、具合が悪くなったという例があります。
そこまで無理をして出席をして、体調を崩すなんて、馬鹿げています。
葬式以外でもいろいろな集まりがありますが、体調の悪い時には、無理しないで欠席をするようにしています。
その方が身体的にも精神的にもいいようです。
「転ぶな、風邪ひくな、義理を欠け」は、大分昔の言葉ですが、いまだにその普遍性は失っていないと思っています。