そしがやのリタイア日記

リタイアした公務員の日々の生活を書いていきます。学生生活、投資、などなどです。

お金の選択ダメなもの3つ



ネット上では、いろいろと投資に関する発言するインフルエンサーがいますが、何人か必ずその記事を読むようにしている人がいます。

そのうちの一人が山崎元です。

その記事の内容が分かりやすくて、説得力があるからです。
今回トウシルを覗いていたら、お金の選択についてダメなものについての記事がありました。

 

media.rakuten-sec.net

 

今回の記事は、友人である大学の先生に金融リレタシーについて学生に1コマで話してほしいと頼まれた内容をまとめたものです。
具体的な構成案は、以下のようです。

 

一生役立つマネーリテラシーの授業・構成案

<お金の選択ダメなもの3つ>
1.リボ払い
2.がん保険
3.お任せ運用

<お金の選択「これはいい!」>
◎全世界株インデックスファンドの「ほったらかし投資術」

 

とてもシンプルなものです。

最初に<お金の選択ダメなもの3つ>について述べています。

この3つはいずれもそしがやも同様の考え方です。

中でもがん保険についての内容が本人自身のがんでの入院もあり、興味深いものでしたので、取り上げてみます。

 

筆者ががんだと診断されたのは2022年の8月でした。その後、抗癌剤治療で2回、手術で1回の合計40日入院して、11月に退院して一連の治療を終えました。手術代その他の医療費をひっくるめて、そこまでに支払った医療費は240万円くらいでした。但し、そのうちの約160万円は、筆者が個人の意思で選んだ個室の入院費で、一泊当たり約4万円でした。これは、個人的な贅沢です。

 

山崎は食道がんで上記のように抗がん剤治療や手術をしていますが、個室の入院費以外で本来の医療費で支払ったのは、80万円でした。

山崎が加入していた東京証券業健康保険組合の「一回に2万円を超える保険診療の医療費支払いは、差額を補填する」という制度があり、かなりの金額が戻ってきたとのことです。

多くの人が加入している国民健康保険でも高額医療費制度があり、同様に支払い額の上限があり、お金が戻ってきます。

 

このように山崎ががんに罹ったことを考えるとがん保険に入っていれば、助けになったと思えそうですが、山崎は、それは後から見た結果論だとしています。

 

保険会社が現に存在していて、がん保険を売っているという事実が、確率を加味して考えて、保険会社が大いに儲かることを示しています。保険の加入が平均的に見て加入者にとって得なものなら、保険会社は潰れてしまいます。

 

これってなるほどって思いますね。

テレビで大量に流れるがん保険のCMを見ると保険会社にとってもおいしいビジネスだと思えますね。
山崎も言っているようにがんのような不運な病気になっても現在の健康保険制度の中で十分に支払うことができます。

その程度の損害に対して保険を使うことは損であり、非合理的だと山崎は、強調しています。


山崎は、保険が必要なのは、以下の条件を満たすものだけだとしています。

保険の利用を検討してもいい2条件

1.イベントが起きた時に必要なお金が貯金では賄いきれないくらい大きい
2.確率的には滅多の起こらないようなイベントである

 

具体的には、自動車事故の賠償責任が莫大な金額になるような事態に備えた自動車保険や火災保険でしょう。

 

保険以外にもリボ払いやお任せ運用に関する内容も参考になりました。

ただ最後に推奨している、全世界株インデックスファンドの「ほったらかし投資術」は、そしがやが現在している日本の高配当株への投資スタイルとは異なりますが、一つの有力な選択肢だとは思っています。