勤めているころには、いろいろな投資話がありました。
その都度断ってきました。
ただ相手との関係によっては、なかなか無下にできないものもありました。
その当時は、うまい断り方があればと思ったものです。
今回の記事は、そんな「お断りフレーズ」に関するものです。
上司や先輩などから怪しい投資話を持ち込まれたときにどうすればいいか。ファイナンシャルプランナーの藤原久敏さんは「できない理由ではなく、できる理由を提示することで円満に断ることができる。しかもこの手法はさまざまなものに応用できる」という――。
怪しい投資話を持ち込まれたときには、普通だと「投資しません」で済みますが、お世話になっている上司、先輩、親戚などからだとなかなか断りにくいものです。
よく言いがちなものに、「お金がない」がありますが、その手の断り文句に慣れた人なら、「毎月1万円からの積み立てなので大丈夫、1万円ならなんとかなりますよね」などといったその解決策を示してきます。
その解決策を断る手間が生じてしまい、なおさら断りにくくなってしまいます。
最後には、「お金がないからこそ、お金を増やすために、投資をするべきです」などと諭されてしまい、ますます面倒になります。
そこでこの記事で勧めているのが、「できない理由」ではなく、「できる条件」を提示することです。
勧誘されている投資話をそのまま受け入れるのではなく、たとえば、「一口1万円なら」「過去、年間平均5%以上のリターンを上げているなら」のように、「もし、○○であれば、検討してみる」といった条件を出すのです。
その条件は、ちょっとやそっとでは実現できないくらいに、相当高いハードルに設定するのが、ミソです。
こちらから条件を提示することで、無下に断っているわけではないことをアピールできます。
その条件が難しいとなれば、それは「こちらが断った」ではなく、「条件が合わずに投資できなかった」となり、相手との関係も気まずくならないわけです。
これって、うまい断り方ですね。
相手との関係も保ちながら、断れるのですから。
それに投資話以外にも使えそうです。
その際には、「○○年後に解約返戻金が××万円あれば、加入したい」「保険料が○○円以下で、死亡保険金が××万円あれば、加入したい」など、これなら加入するとの条件を、こちらから提示すればいいわけです。
そしてもちろん、その条件を満たす保険は、誰もが加入したい夢のような保険であることは言うまでもありません。
この記事では、保険の勧誘を断る例を挙げています。
そしがやの場合、もうこのような勧誘を受けることはないと思っていますが、もし受けたらこの方法を応用してみようと考えています。