リタイアして、8年経ちますが、勤めていたのがもうだいぶ昔のように思えます。
それでも時々、公務員時代のころを思い出します。
今考えるに仕事をしていたころは、いろいろと無理をしていて、そのせいでストレスを大分ためていました。
今回、フランス在住の女性がやめてよかったことを記事に書いていますが、そしがやのリタイア後にやめたことと重なることが多いので、取り上げてみます。
2011年、南仏マルセイユで、絵画のような地中海の色、雲一つない空、そしてテラス席でキンキンに冷えたロゼを片手にフランス人が会話を楽しんでいる姿を見て、「一度きりの人生、楽しく生きる!」と、フランスに住むことを決心したというデジタルクリエイター・ロッコさん。 元完璧主義&浪費家のロッコさんの人生を“ずっと豊かに”したという方法を、書籍『「当たり前」を手放したら、人生が豊かになった フランスでやめた100のこと』から厳選してご紹介します。
フランス在住のロッコさんがやめて人生が豊かになったことをこの記事ではいくつか紹介しています。
【やめたこと】断るのが下手
【やめたこと】笑ってごまかす
【やめたこと】必要以上に謝る
【やめたこと】苦手な人とかかわる
【やめたこと】ママ友に執着
【やめたこと】「いい人」でいる
【やめたこと】察してもらう
こう見てくるとフランス文化と日本文化との違いを感じますが、日本国内にいると気が付かないことが海外に出るとはっきりと認識できるということでしょう。
特に日本の職場では、人間関係が大事なので、そのために無理することで必要以上にストレスをためてしまいがちです。
ロッコさんのやめたことをリタイア後の自分に当てはめてみるとかなりの部分が当てはまりますが、ひとつだけに絞ると最初の「断るのが下手」がそしがやの場合には、一番やめられなかったことです。
【やめたこと】断るのが下手
会社員の方なら、残業、休日出勤、飲み会など、断らないがゆえに貴重な自分の時間は、あっという間になくなってしまいます。 フランス人は断り上手です。(中略) フランス人は断るのがうまい。 それは人生の優先順位がはっきりしているからです。
公務員時代は、断らない方でした。
仕事もほぼ依頼されると受けていました。
いい人でいたかったのでしょう。
その結果として、自分が苦しくなることが多かったです。
また飲み会なども仕事だと割り切って参加していました。
後になって、かなりストレスをためていたことは事実です。
リタイア後は、職場という人間関係の沼から抜け出すことができたので、当然のように嫌なことは断っています。
無論、職場とそれ以外の社会とは強制力が違うので、当然でしょうが、これが仕事を辞めてリタイアして良かったことの最大のものです。
今思うに、仕事をしているころも嫌なことやできないことを断ることができれば、もっとストレスをためずに仕事ができたでしょう。
ただ反面、日本の職場風土の中では、無理のような気もしています。
このロッコさんの記事を読んで、やはり日本では、ストレスから解放されるのは、リタイアするという選択肢しかなかったかもしれませんね。