毎日ネット上のSNSを覗いていますが、そこには、いろいろな広告が貼られていて、実際怪しいものもあります。
そんな訳で興味を引いても、そういった広告には、手を出さないようにしています。
ですが、そんな広告に騙される中高年が増えているという記事を読みました。
SNSの偽広告につられ、消費トラブルに巻き込まれる事例が後を絶たない。かつては若者の問題と思われがちだったが、最近では中高年が狙われるケースも目立ち、消費生活センターへの年代別の相談件数では、50歳代が最多となっている。専門家は「経済的に余裕があり、世間体も気にする中高年はトラブルに巻き込まれても泣き寝入りしやすい。相談件数に表れない被害も多いはずだ」と指摘する。
この記事で意外だったのは、若年者よりも50歳代を中心とした中高年の方が被害にあうことが多いということです。
SNSがそれだけ広い世代に受け入れられてきたということもあるでしょう。
ですが、中高年であれば、それなりに人生の経験も積んできて、分別もあり、判断力もあるはずですが、偽広告に騙されてしまうということは、広告が巧妙になってきたということもあるのかもしれません。
関東地方に住む50歳代の女性は7月、大手百貨店の「閉店セール」と銘打ったSNS広告から、本物そっくりの偽サイトに誘導された。そこでは定価100万円ほどの高級ブランドの腕時計が2万円で販売されており、思わず飛びついてしまったという。商品を受け取った後で冷静になり、百貨店の本物のサイトを開いたところ、偽サイトへの注意を呼びかける掲示を見つけ、だまされたことに気づいた。
50歳代の女性のケースですが、定価100万円の腕時計が2万円で販売されていたので、飛びついてしまったというものです。
普通だったら、安すぎるので、警戒しそうですが、騙されてしまいました。
この手のあり得ない激安の価格になっている商品の広告を見かけますが、冷静だったら、偽物だろうと相手にしません。
ですが、飛びついてしまうということは、それだけ広告がよくできていて、本物ぽかったのでしょう。
情報リテラシーが専門の高橋暁子・成蹊大客員教授は「デジタルに疎く、お金に余裕もある中高年が狙われているのは明らか。トラブルに遭っても、世間体を気にして周りに相談しづらいことも見透かされているのだろう」と語る。その上で、「泣き寝入りは犯罪グループの思うツボであるばかりか、新たな被害者を増やすことにもつながりかねない」と警鐘を鳴らす。
最後には、「中高年は、デジタルに疎いので狙われやすい」という識者のコメントで終わっています。
また泣き寝入りは、犯罪グループの思うツボだとも述べています。
そしがやも気を付けていますが、犯罪者側も巧妙になっているので、騙されないように自戒したいものです。