そしがやのリタイア日記

リタイアした公務員の日々の生活を書いていきます。学生生活、投資、などなどです。

60代は人生の楽園だが、70代以降は一転

 

現在60代ですが、仕事をしていた50代までと比べるとずっと気楽に暮らしていると感じています。

ストレスもずっと少ないです。

このことは、統計的にも証明されているようでこんな記事を読みました。

 

president.jp

 

人生の中で最も悩みやストレスが少なく精神状態が良好な時期はいつなのか。厚労省の最新データを分析した統計データ分析家の本川裕さんは「60歳代は20~50歳代の時より“のん気”でいられる。70歳代も以前に比べれば同じ傾向だが、急速にのん気でいられなくなる人が増えていく」という――。

 

 

2022年の厚生労働省の調査によると上記のような結果が出ています。

この調査の分析によると、50代後半から60代前半にかけてのんき度がかなり高まるのは、「子どもが独立し、自分や配偶者が定年を迎えることにより、子育てなど生活上の問題や仕事上の問題に関する悩みやストレスから、かなり解放されるからだと思われる。」からだとしています。

これって、分かりますね。

そしがやは子どもがいないので、子育ての苦労は、分かりませんが、仕事についていえば、仕事を辞めたことでかなりストレスが減ったことは確かです。

多くの50代後半から60代前半の人についても言えるのではないでしょうか。

 

そしがやもリタイアしてからは、大学に通い出し、現在は大学院に籍を置いています。

学業上のストレスは、自分の好きなことをしているということもあって、公務員時代と比べると比較にならないほど低いです。

この記事のタイトルの「人生の楽園」という言葉が大げさではないと感じるほどです。

しかし、この記事では、70代になると一転すると述べています。

 

ところが、男女ともに65~69歳をピークにのんき度は下降に転じるというのが、次なるもう1つの目立った特徴である。75歳を境に前期高齢者と後期高齢者とに分ける場合があるが、両者には、のんき度に関して50代までの人生とは異なる大きな落差が生じるといってよい。
その理由が健康上の問題であることはまず間違いがない。

 

つまり70代になると健康上の問題が深刻になって来て、のん気度が下降するというのです。

これも分かりますね。

現在68歳ですが、60歳になりたての頃に比べると体の不調を感じ始めています。

今年の夏は、暑かったこともあってか、睡眠中、夜中に目覚めることが増えました。

ほかにも体のあちこちが痛いなどのいくつか健康上の課題があります。

これは同年齢の人はみな感じることでしょう。

 

高齢期には、男女ともに健康上の悩みが深くなることは確かであるが、作家の永井荷風は、高齢となると悩ませられる疾病や老衰がむしろ、深刻な精神的危機に陥るのを救っている面もあると、「生活の落伍者」「敗残の東京人」だという批評に対して反論している。

 

ただこの記事では、70代になると救いがないかというとそうでもないと作家の永井荷風の言葉を引用しています。

これは、加齢に伴う体の悩みが精神的な危機に陥るのを救うというものです。

若年期のように体が健康だと精神の悩みを深刻に感じてしまいますが、体の不調があると体の方が気になって、心の方まで気を回す余裕がなくなるというものでしょう。


実際に70代になるとどうなるか分かりませんが、これまで以上に健康に留意して、これまで通り人生を楽しみたいと思います。