日本に住んでいてよかったと思うことの一つに国民皆保険制度があります。
保険証さえあれば、3割負担で病院が利用できるというものです。
日本でも医療費が高いという人もいますが、それでも外国と比べるとかなり安いようです。
知り合いから外国に駐在している時には、かなり高い医療費を払ったという話を聞いたことがあります。
昨日テレビを見ていたら、そんな経験を芸能人が話していました。
ニューヨークが日本とは比較にならないのが物価、特に医療費はケタ違いだという。「うちの主人がアニサキスで病院に駆け込んだんですよ、救急に。その後、ずっとベッドに寝かされていたんです。何もしないんですよ。先生が2、3人見に来て、大丈夫?みたいな感じで」。血液検査などを受けることもなく、診療は終了。「結局取らずに帰ったんですけど、その後、請求が200万円だったんです」と明かし、スタジオから悲鳴が上がった。
元NHKのフリーアナウンサー久保純子(51)が、5日放送の日本テレビ系「踊る!さんま御殿!!」に出演し、米国の医療費の実情を話したものです。
ただこの話を聞いていて、ちょっと不自然に思ったことがあります。
それは、久保純子の夫は、民間の医療保険に入っていなかったのかということです。
米国の場合、所得のある人は、民間の医療保険に加入していると聞いたことがあります。
普通は、請求が200万円あっても保険から何割かは、戻ってくるので、自己負担は、もっと少ないはずです。
米国の民間の保険の説明がないと、米国の医療費の実態の説明としては、片手落ちになってしまいます。
司会者のさんまもそのあたりには、突っ込んでほしかったですね。
あともう一つよく理解できなかったことは、どうして原因がアニサキスと分かったか、ということです。
医者が2,3人診療しましたが、久保純子の説明だと医者の方では、どういう原因で夫が病院に来たのか分からなかったように思えます。
それにアニサキスを取らないで、どうやって夫が治ったかも不明です。
多分、久保純子は、米国の医療費の高さを強調したかったんでしょうが、ちょっと説明が不十分なままでしたね。