お金持ちというとかつては、豪華な屋敷に住み、外車を乗り回し、好きに高級品にお金を使うというイメージがありましたが、ネット上の記事を読んでいると意外と倹約家が多いです。
ですが、倹約してお金持ちになった人にも、後悔していることがあるようです。
パーソナル・ファイナンスの専門家が何よりもやりたいことは、あなたがお金を使う際に罪悪感を抱かせることだ。
彼らが書いた文章を読んだことがあるだろうか?
「友人と遊んでいるとき、外で飲み物を買っている? 水じゃダメですか?」
「バケーションを取っている? 公園で散歩でもしたらどうですか?」
「なぜ新しいジーンズが必要なんですか? 汚れたジーンズの方が味があると思いますよ」
倹約してお金持ちになった人は、お金を使うことに罪悪感を持つようになると指摘しています。
つまり、「貯蓄の強迫観念」でお金を使えなくなってしまうということです。
これって分かりますね。
そしがやも倹約をして、お金を貯め、投資でリタイア用の資金を築いたので、本来は手段であったはずの倹約が目的化してしまう気持ちは、理解できます。
パーソナル・ファイナンスの専門家の界隈では、ある1つの支出を取り上げて、そのお金を40年間投資に回せばいくらになるのかを計算し、あなたに罪悪感を抱かせる手法が流行っている。
例えば、もしバケーションに使う予定だった2000ドルを投資に回して40年間、運用すれば、4万ドル以上の価値になるといった具合だ。
USAトゥデイは「サンドイッチ1つがいくらになる? 9万ドル分の貯蓄を失う」という記事を載せていた。
ネット上の記事では、普段何気なく使っている物を買わずに節約して、貯蓄に回し、それを運用すれば、時間が掛かるが、最後には、かなりの資産になるといったものが多いです。
本来、倹約してお金持ちになる理由は、自分の好きなことにお金を使うためです。
ですが、倹約を続けているとそれが身に着いた考え方になってしまい、お金を使えなくなってしまうというのです。
それが、お金持ちが後悔している1つだとこの記事では、指摘しています。
そしがやもその傾向があるとこの記事を読んで、感じました。
例を挙げるとコロナ禍以降は、本当にお金を使わなくなりました。
かつては年数回旅行に行っていたのですが、ここ数年どこにも行っていません。
この記事のいう「貯蓄の強迫観念」がコロナ禍で強まってしまったのかもしれません。
お金という文脈において、「心配」や「罪悪感」といった言葉は必要ではないのだ。
罪悪感を抱くことなく、自分の好きなものに使えるお金がある。
サンドイッチだけではない。忘れられないバケーション、すばらしい家族へのプレゼント、自分と家族の安全。あなた自身が決めよう。
罪悪感を抱く必要はないのだ。
最後には、この記事は、このように締めくくっています。
この記事で、お金を使うことの「罪悪感」からは、少しは、解放されたような気がしましたね。