そしがやのリタイア日記

リタイアした公務員の日々の生活を書いていきます。学生生活、投資、などなどです。

ベストセラー作家の森村誠一死去

 

小説家の森村誠一が亡くなりました。

 

news.yahoo.co.jp

 

人間の証明」「悪魔の飽食」などで知られるベストセラー作家、森村誠一(もりむら・せいいち)さんが24日死去した。90歳だった。

 

森村誠一というと一世を風靡した作家ですが、個人的には、通っていた小説教室の名誉塾長で何度か作品の講評をいただいた記憶があります。

いずれも好意的なもので、メンバーの前で十数分に渡り、コメントいただいただけでなく、紙に手書きで書いた講評も貰い、感激しました。

他の講師からは、厳しい講評の時も多かったので、森村誠一のような有名な作家からのこのようなプラスの評価がうれしかったものです。

 

何度か、小説教室のメンバーと先生のお宅にお邪魔したことがあります。

実際に作品を執筆する書斎にも招いてくれました。

ちょっと驚いたことは、小説を書くときは、手書きだったことです。

15年以上前のことですが、もうその頃は、小説家は、パソコンで執筆が一般的だと思っていたので、やや意外でした。

書斎は、書籍や資料であふれていて、イメージする小説家の書斎そのものでした。

 

ご自宅の今までに書いた膨大な小説が詰まった書架に囲まれた部屋で先生からいろいろとお話を伺いました。

訪れるたびにメンバー一人ひとりにサインをした本をプレゼントしてくれました。

そしがやも数冊貰い、いまだに本棚にあります。

 

夏に熱海のリゾートマンションに招待してくれたこともあります。

熱海駅から坂を上って行って10分ほど歩いたところにある、温泉付きのマンションでしたが、3部屋ほど所有していて、それらをメンバーに開放してくれたのです。

一室で夜遅くまで創作にまつわる話を伺い、貴重な体験をしました。

 

小説教室を離れてからは、先生とは縁遠くなってしまいましたが、今回の訃報を耳にして、そんな昔のことを思い出しました。

合掌。