そしがやのリタイア日記

リタイアした公務員の日々の生活を書いていきます。学生生活、投資、などなどです。

リタイアして失ったもの3選

 

公務員をリタイアして、8年目を迎えます。

もうほとんど働いていたときのことを思い出すことはありませんが、全くないといったら、ウソになります。

時々仕事をしていたころのことがふと頭に浮かんだりします。
そんなわけで今回は、リタイアして失ったことを3つ挙げてみます。

 

1 福利厚生

公務員時代は、福利厚生に恵まれていました。

一例としては、毎年夏と年末の旅行シーズンには、旅行費用の助成制度があって、指定のホテルや旅館が代金がかなり安くなったものです。

ただ数が限られていたので、申し込んでも希望の宿泊施設には泊まれないこともありましたが、それでもどこかには泊まれたので、毎年年2回は、旅行に行くのが楽しみでした。

かなり高級なホテルに泊まれた時には、本当にうれしかったものです。

 

リタイア後、時間ができたので、旅行には出るようにはなりましたが、全額自己負担なので、その時になって、公務員時代の福利厚生の充実ぶりを実感しました。

 

他には、人間ドックとかの医療面でも補助も結構ありました。

今はすべて国民健康保険の範囲内なので、保険の利かない人間ドックは、ずっと受けていません。

 

2 研修や教育の提供

勤めているころは、年度初めに年間の研修の概要が発表されました。

受けたいものがあれば、希望を出して、受講することができました。

無論、職場が忙しい時とかは無理でしたが、おおむね受講できました。

 

ほかには、職場ごとの研修もあり、研修や教育の機会が無料で提供されていました。

それ以外では、各種の夜間通学の専門学校や通信教育の助成もありました。

自己啓発用のものです。

 

いまは、同じような教育の機会を得ようとしたらすべて自己負担になるので、今にして思えば、かなり恵まれていたと感じています。

ただその頃は、そのそのような研修や教育の提供のありがたみを分かっておらず、今になってみるともっと積極的に利用すれば、よかったと反省しています。

 

3 公務員という肩書

多分、一番大きいのがこの点でしょうか。

今は、人に会っても無職としか自分のことを表現できません。

勤めていたころは、公務員と言うとそれなりの一定の信用があったような気がします。

現在の無職と言った時の相手の反応は、公務員時代とは違いますね。

何の社会的基盤のない存在といったところでしょうか。

 

リタイアして失ったものとして3つほど挙げてみました。

他にもありそうです。

例えば、共済組合では、半額を役所側が負担していたのに、現在の国民健康保険では全額自分で負担しなければならない、とかです。

 

と言っても、もうあの公務員時代には戻ろうとは思いません。

失ったものもありましたが、その代わりに得たものの方が圧倒的に大きいからです。