先日、以前通っていた大学のメンバーとの食事会がありました。
シニアクラスなので、みな60歳以上です。
6人ほどで六本木に近いミッドタウンでのランチでした。
6人という少人数だということで予約もせずに行きました。
普段行かない場所のせいか食べる場所をなかなか探せず、ずいぶん歩き回りやっと入ったのが、ハンバーガーの店です。
といってもファーストフードのハンバーガー店ではなく、一番安いハンバーガーが1500円もするレストランです。
フォークとナイフで食べる店です。
6人分のスペースを確保してもらい、座りました。
メニューを探しましたが、それらしいものがありません。
スタッフがやってきて、渡されたのは、QRコードの紙です。
スマホで読む込むとメニューが出てくるので、それで注文してほしいとのことです。
初めてのことで戸惑いましたが、スマホを持っていない、そしがや以外のメンバーは、みなスマホのカメラで読み込もうとします。
ですが、みなうまく行かず、そんな苦労している様子を見て、同じスタッフがやってきて、読み込み方を教えてくれます。
ですが、それでもやはり、なかなかうまく行きません。
悪戦苦闘10分でやっと一人が読み込みに成功します。
そしがやの隣の男性だったので、彼に自分の分の注文もお願いしました。
ですが、まだ他のメンバーはうまく行かず、見かねたスタッフがやってきて、口頭で注文を聞き、自分の持っているスマホで注文を入力しました。
そのスタッフに「他のお客は、みなうまく注文できているの?」ときくと「問題ありませんよ」との答えでした。
その時には、何か時代に取り残されたと感じましたね。
確かにまわりの客を見ていると注文にこんなに手こずっているお客はいません。
コロナ禍で外食をほとんどしない間には、世の中は大分変ったようです。
ただ注文したハンバーガーは、ファーストフード店のものとは異なって、かなり本格的なもので、おいしかったです。
その後、1時間半ほどいましたが、最初の注文時のトラブルを除けば、雰囲気も悪くなく、スタッフの対応もよく、楽しめました。
たまの外食はと言えば、近所の店にしか行かないので、都心のレストランに行くといろいろと発見があるものです。
そしがやは、ガラケーしか持っていない少数派で、今までそんなに不便を感じなかったのですが、今回のレストランでのトラブルで社会が着実に変わっているということを実感させられました。