そしがやのリタイア日記

リタイアした公務員の日々の生活を書いていきます。学生生活、投資、などなどです。

日本のお金持ちは、増えている

 

誰しもお金持ちに成りたいと考えていると思います。

ただ、ここ30年ほどは、日本経済は停滞したままなので、日本全体としては貧しくなったという印象があります。

ですが、今回読んだ記事によると日本のお金持ちは順調に増えているようです。

 

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預貯金、株式、債券、投資信託、一時払い生命保険や年金保険など、世帯として保有する金融資産の合計額から不動産購入に伴う借入などの負債を差し引いた「純金融資産保有額」を基に、総世帯を5つの階層に分類し、各々の世帯数と資産保有額を推計しました。結果は、純金融資産保有額が1億円以上5億円未満の「富裕層」、および同5億円以上の「超富裕層」を合わせると148.5万世帯で、内訳は、富裕層が139.5万世帯、超富裕層が9.0万世帯でした(図1)。

 

図1:純金融資産保有額の階層別にみた保有資産規模と世帯数

 

この数字は、野村総合研究所が各種統計などから推計したものです。

2005年から実施しています。

お金持ちというと資産1億円以上というイメージがありますが、この図でいう資産1億円以上の富裕層と超富裕層を合わせると148.5万世帯に上ります。

意外に多いという印象を持った人が多いのではないでしょうか。

 

2021年の富裕層・超富裕層の合計世帯数は、この推計を開始した2005年以降、最も多かった2019年の132.7万世帯からさらに15.8万世帯増加しました。富裕層・超富裕層の世帯数はいずれも、安倍政権の経済政策(「アベノミクス」)が始まった2013年以降、一貫して増加を続けています(表1)。

 

表1:純金融資産保有額の階層別にみた保有資産規模と世帯数の推移
(2005年~2021年の推計結果

 

そんな富裕層・超富裕層の合計世帯数は、2009年、2011年を除き、順調に増えてきています。

2009年と2011年に減少したのは、2008年に起きたリーマンショックのせいでしょう。

それ以降は、景気が悪いと言われながらも増え続けています。

 

過去10年近くにわたって富裕層・超富裕層の世帯数および純金融資産保有額が増加している要因は、株式などの資産価格の上昇により、富裕層・超富裕層の保有資産額が増大したことに加え、金融資産を運用(投資)している準富裕層の一部が富裕層に、そして富裕層の一部が超富裕層に移行したためと考えられます。

 

ここで野村総合研究所は、資産額の増えた理由は、「株式などの資産価格の上昇により」とはっきりと述べています。

そしがやもこの分析は、間違ってはいないと思います。

つまり資産1億円以上の富裕層以上のお金持ちになるには、株式投資をすることが一番容易だということでしょう。

富裕層以上になるには、事業を成功させるとか、相続とかありますが、これらは、誰にでもできるものではありません。

一番可能性のあるのは、株式投資によるものだということです。

 

この記事では、具体的にどのような株式投資方法によって富裕層以上になれるかについては、触れていません。

この記事が証券会社などの業界向けものだからかもしれません。

いろいろな投資関係のブログ等から判断するとインデックス投資による株式投資が、誰にでも再現性のある富裕層以上への近道だと感じます。