そしがやは、公務員だったので、ネット上に公務員関連の記事があるとだいたい目にするようにしています。
そんな中でも「マネープランクリニック」は、普段はなかなか聞くことのできない個別の資産状況等が掲載されているので、興味深く読んでいます。
▼相談内容
即リタイアを想定した場合、資産構成は組み替える必要があるでしょうか。リスク資産を減らさなければならないとすれば、どの程度でしょうか。リスク資産からの配当等で今日に至るまで相当メリット(年間200万以上の不労所得)を得てきました。
リタイア後のアルバイトなどの労働所得は考えていません。生活費は1カ月15万~20万円を想定しています。最近、地方にリタイア後に住むマンションを購入しました。
今回の相談者は、47歳のシングルデラックスさん(仮名)です。
男性で公務員です。
神奈川県の実家に両親と住んでいます。
現在リタイアを考えています。
それで相談したというわけです。
シングルデラックスさんが素晴らしいのは、資産が約1億3000万円もあることです。
それもほとんどを投資信託や株式に投資していて、その配当が毎月17万円ほどあります。
手取りの給与と合わせると月収が47万円です。
普通だったら、フィナンシャルプランナー(以下FP)に相談するまでもなく、リタイアできそうです。
(7)相談者が語る、これまでの経緯と今後
1. 幼少より集団行動が苦手、生理的に忌避する傾向(小⇒中学⇒高校、例外で大学は束縛力が弱いので感じなかった)。2. 就職:入った1日目よりこの規律っぽい生活が30年以上続くのかとうんざり思う。同期の中で1秒でも早くリタイアしてやろうと決意、1日たりとも思わなかった日はない。いじめられたとかブラック企業とかそういうことではない。仕事も、一部であるが、楽しいと思うこともあり。要は、本能的にサラリーマン生活が向いてないと感じたため。
この相談の中でも面白かったのは、1で相談者が語っている「集団行動が苦手」ということです。
そしがや自身もそういう傾向があったので、自分と似たようなキャラクターの人物だと感じました。
2の「入った1日目よりこの規律っぽい生活が30年以上続くのかとうんざり」というところも同じく共感しました。
そしがやも就職した当日にそう感じたのを覚えています。
アドバイス1:今後の収入だけで老後資金を確保
アドバイス2:それでも資産配分は1対1に
アドバイス3:繰上返済で固定支出を減らす
そんな相談を受けて、FPのアドバイスは、以上の3つですが、いずれもその通りです。
いろいろとFPによるアドバイスを見ていますが、誰しも同じようにアドバイスするでしょう。
そしがや個人としても今すぐにリタイアしても問題ないと思います。
3. 20歳ぐらいより、「両親子供2人を『標準世帯』とするなんてそのうち、そんな見解なんぞ崩壊するよ」と、思っていたフシあり。自分の好きなことのために時間を使い、人生を終わりたいと決意。裏腹に蓄財・投資に励むようになる(投入した労力・知力の割に成果がなかったと悔いあり。もっと機敏に動けたのでは……。成果があるとしても時間が掛かりすぎ、自分の要領の悪さを思い知らされる)。その後、いまにいたる。
「相談者が語る、これまでの経緯と今後」の中の3で以上のように語っています。
投資がうまく行かなかったと本人は、謙遜していますが、約1億3000万円もの資産をこの年齢で築けたのですから、定年間際になっても億り人になれなかったそしがやからすると見事というしかありません。
あとは、リタイア生活を存分に楽しんでほしいと願っています。