多くの家庭の家計にとって保険というのは、かなりの比重を占めていて、毎月、多額の保険料を払っているでしょう。
ムダに思えても、いざとなったら、必要になると考え、保険料を払い続けているのが実情ではないでしょうか。
そしがや自身は、保険については基本的に必要ないと考えているので、現在、何も入っていません。
そんな保険についての記事を読みました。
「保険」はとても不思議な制度です。ハーバード大卒のパトリック・ハーラン(パックン)は、保険には「ほとんどメリットがない」と断言します。
パックンは、保険にメリットがないことを具体的に民間の医療保険の例で説明しています。
「入院したら日額1万円」とか「手術をしたら10万円」というものや「がんになったら保険料免除」といったものです。
日本では誰もが公的医療保険に入っていて、医療費の窓口負担は原則3割です。さらに高額療養費制度があるので、普通は月々の医療費が10万円程度に収まります。それに、住んでいる自治体によっては子どもの医療費が無料の可能性もあります。
つまり日本の公的医療保険が充実していて、民間の保険に入る意味がないというのです。
これは、日本の国民健康保険に相当するものがなく、医療保険に入っていない人が数千万人もいるアメリカ人ならではの実感でしょう。
このような公的医療保険の充実により、日本では、医療費のために破産するような事態は考えにくいともパックンは、述べています。
アメリカだとちょっとした病気で医療費が莫大になり、破産してしまうという話をよく耳にします。
日本だと本当にどうしようもなくなったら、生活保護があります。
医療費は、ほぼタダです。
ただ例外は、海外旅行の場合だけだとしています。
つまり日本の公的医療保険の対象外だからです。
旅行中の風邪でアメリカの病院で30万円請求されたパックンの妻の例やパックン自身の湿疹で最初の病院で6万円かかり、それが誤診で別の病院で違う薬をもらい、さらに6万円かかったケースを挙げています。
海外旅行の場合は、無保険だと痛い目に遭うというのです。
このように見てくると少なくとも医療保険については、必要ないというのがパックンの主張ですが、そしがやもまったく同感です。