誰しも長生きしたいと思っていますが、よく「金持ちは長生き」と言われることがあります。
それは金持ちだと栄養にいいものを食べ、医療もすぐ受けられるからでしょう。
反面、貧乏人は、短命だとも言います。
それらは、統計的にも本当のようです。
そんな所得と寿命の関係についての記事を読みました。
英国の王族は長生きだ。9日8日に亡くなった1926年生まれのエリザベス2世 は96歳、また夫であるエディンバラ公爵フィリップ王配は、1921年生まれで昨年99歳で没した。
その前の訃報は、エリザベス2世の母親であるエリザベス王太后(エリザベス・ボーズ=ライアン)の101歳での死(2002年)である。
この記事は、英国の王族が長寿なことから始まっています。
そしがやもエリザベス2世の国葬のときに長生きだなあ、と思ったものです。
それは、庶民とは受けることができる医療水準が桁違いであり、また、王室がたまたま「長寿遺伝子」に恵まれそれが受け継がれていることもあるかもしれません。
この記事では、「金持ちは長生き」という視点でも分析しています。
英国王室全体の資産は3兆円を超えるので、大富豪である事は間違いないでしょう。
その他の例としては、有名な投資家のウォーレン・バフェットの例を挙げています。
彼は92歳で世界一の現役投資家(2022年世界長者番付で5位)です。
また、相棒のチャーリー・マンガーは、来年の1月1日に99歳になります。
このように見てくると「人間の寿命と貧富の差」の間には「相関関係」があると推察されます。
ですが、「因果関係」がどのようになっているのかは、依然不明だともこの記事では述べています。
つまり金持ちだから長生きしたとは、はっきり言えないということです。
つまり、長寿になるような「ライフスタイル」を持っている人々が、社会的に成功し富裕になっている可能性を否定できないのである。
この視点って、ちょっと目新しいですね。
「金持ちだから長寿」なのではなく「長寿だから金持ちになれた」なのかもしれないということです。
とはいえ、このあたりの議論については、どっちが真実かは、科学的には、証明されていないようです。
日本でいくら「国民皆保険」で貧富の差に関係なく(ほぼ)平等に医療が受けれるとはいっても「寝たきり」で長期間過ごすのは苦痛だ。例えば、10年も寝たきりで人生の最後を終えるのは悲しいと感じる。
医療によって「生かす」ことも大事だが、「生かされる」のではなく、「生きる」為にどのような人生を過ごすのかが大事だ。
結局、貧富の差に関わらず、積極的な姿勢で物事に取り組み「人生を楽しむ」ことが大事なのではないであろうか。
最後には、日本の例に戻り、貧富に関係なく、「人生を楽しむ」ことが大事だという結論で終わっています。
当たり前の結論かもしれませんが、確かに人生の目的が「ただ長生きすること」だけではさみしいです。
より積極的に「人生を謳歌」ことが大事であるし、その結果として「富も『健康寿命』も手に入れることができる」という著者の考え方には、賛同したいですね。