そしがやのリタイア日記

リタイアした公務員の日々の生活を書いていきます。学生生活、投資、などなどです。

「つみたてNISA」の非課税期間を無期限化へ

現在、投資は、「一般NISA」の範囲内でしています。

今年は、9月の段階で上限額の120万円を使い切りました。

すべて個別株式です。

約20%の税金がかからないので、一般投資家にとっては、利用しない手はないです。

 

さて、そんなNISAですが、2024年度からの制度改正が政府・与党によって検討されています。

NISA改正の記事を読みました。

 

www.yomiuri.co.jp

見直すのは、20歳以上を対象とする「つみたてNISA」。対象の投資信託から得られる運用益や分配金について、現在は非課税期間を20年間として21年目以降は通常取引と同様に約20%の税金を課しているが、無期限に非課税とする。

 

今回の記事でのトピックは、「つみたてNISA」の非課税期間(20年)を無期限とする方向で調整が進んでいるというものです。

また年間投資上限額(40万円)についても金額を拡大する方向で検討されているようです。

両方とも大歓迎です。

20年間だけでは、充分な資産を築くことは難しいでしょうし、金額も年間40万円では不十分だからです。


ただ「一般NISA」を利用している立場から言えば、24年度から「一般NISA」が2階建て制度になり、使い勝手が悪くなるのも何とかしてほしいというのが率直な感想です。

つまり1階部分で投資信託を積み立てないと2階部分での株式投資ができないからです。

いろいろな法改正があると往々にして制度が複雑になってしまう場合が多いのですが、24年からの「一般NISA」も分かりにくくなります。

これでは、政府与党の狙いである、国民の資産を増やして、国民の老後に備えるという政策にとってもマイナスです。

個人的には、「一般NISA」についても現行の1階建てのままで積立できる上限額の120万円を増やして、非課税年限も5年以上にしてほしかったです。

 

最後にこの記事では、「対象の株式や投資信託の買い付け総額は28兆6540億円と、個人の金融資産の約1%にとどまる。」と指摘しています。

「つみたてNISA」の期間の恒久化だけでは、この割合を上げるのは、正直難しそうな気がします。
無論、今回の「つみたてNISA」の改正は、評価しますが、それだけではなく、「一般NISA」の拡充もしてほしいですね。