そしがやのリタイア日記

リタイアした公務員の日々の生活を書いていきます。学生生活、投資、などなどです。

FTXの破綻は、仮想通貨業界にどんな影響があるのか

 

FTX破綻というニュースが流れていて、大騒ぎになっています。

そしがやは、理解できないものには、投資をしないという方針なので、仮想通貨には、投資していませんが、各方面への影響は大きいようです。

このニュースが流れる前までは、FTXが何か全く知りませんでした。

いろいろな記事を読んでいますが、今一つピンとこなかったのですが、比較的分かりやすく解説した記事があったので、取り上げてみます。

 

www.businessinsider.jp

簡単に説明すると、サム・バンクマン-フリード(Sam Bankman-Fried:SBF)と彼が設立した会社のFTXが見事に崩壊し、彼は純資産の94%とCEOの肩書を失い、彼の暗号帝国が破産を申請する結果となったということだ。

 

今回の出来事を一言で説明すると上記のとおりです。

ただこれだけでは何のことだか分かりませんね。

 

MITを卒業したサム・バンクマン-フリード(略してSBF)が、2017年に立ち上げた会社が暗号取引会社アラメダ・リサーチ(Alameda Research)です。

2年後、SBFと彼のチームは、トレーダー向けに安い取引手数料や高度なオプションなどの特典を備えた暗号交換プラットフォーム「FTX」を立ち上げました。

頭のいい青年が立ち上げたベンチャービジネスといったところでしょう。

彼は、その結果大金持ちになります。

 

今回の破綻の最初のきっかけになったのは、アラメダとFTXは別会社であるにもかかわらず、アラメダの資産のほとんどがFTXが開発した仮想通貨FTTに結びついていることが報じられたからです。

技術的には何も問題はないものの、FTXの流動性には疑問符がついたようです。

 

その数日後、FTXの最大のライバルであるバイナンス(Binance)のCEO、チャンポン・ジャオ(Changpeng Zhao、趙長鵬)が約5億3000万ドル相当のFTTを手放す決定し、事態はさらに悪化した。そのほかの顧客も慌てて引き出しにかかり、FTXには72時間の間に推定60億ドル分の引き出しが殺到した。

 

破綻の直接のきっかけとなったのは、ライバル社による大量のFTTの引き出しです。

一度は、バイナンスがFTXを買収するという発表により持ち直しますが、顧客資金の誤処理とそれに伴う連邦政府による捜査の可能性を理由に、ライバル社のバイナンスがこの取引から手を引くことにより、FTTはさらに急落し、バンクマン-フリードは1日で純資産の94%を失います。

11月11日、FTXは連邦破産法第11条の適用を申請し、バンクマン-フリードはCEOを辞任したというものです。

 

これだけ読むと仮想通貨やそれに関わるビジネスが、いかに危ういか明らかです。

ですから個人的には、怖くて、こういったものに手を出せません。
それにリーマンショックのように経済全体に対する影響がありそうなことが懸念材料です。

 

「価格は完全に暗号の未来に対するセンチメントと信念に基づいている......。その信念が消えれば、何も残らないだろう」

 

最後には、このような仮想通貨全体の終焉を暗示するようなアナリストの言葉で終わっていますが、かつてのいろいろなバブルと同じように仮想通貨も消えてしまうのでしょうか。