20歳代の勤め始めたころにお金を貸してからなかなか返してもらえなかった経験があり、最後には、返してもらえたものの、それ以降借金を頼んでくる人がいても貸さないようにしてきました。
断ることで一時的に関係が気まずくなってもそれは、その時だけのことだし、貸してしまうとその後ずっと嫌な思いをするからです。
リタイアした今は、もう借金を申し込んでくる人もいないので、気分的には、公務員時代よりは、大分ラクになっています。
そんな借金がらみの記事を読みました。
これまで私が借金を頼まれて、実際に貸した人間は8人います。そのうち7人とは縁が切れました。唯一、縁が切れていない人はキチンと40万円を返してくれた女性だけです。当時、彼女は同棲していた男性からDVを受けており、なんとか逃げようとしたのですが、引っ越し資金がないと私に泣きついてきたのです。
この体験は、ネットニュース編集者・中川淳一郎さんのもので、「これまでにトータルで1880万円のカネを複数の知人に貸し、1040万円戻ってきた」と語っています。
上記で唯一貸したことで人間関係が切れていない女性のケースを挙げています。
借金は、良好だった人間関係を簡単に壊すと言われていますが、まさにその通りだとそしがやも実感しています。
彼女以外にもきちんと返してくれた人間はいたものの、結果的に今では彼女以外の全員と縁が切れたといいます。
多分、返してもらう課程でいろいろと嫌なことがあったと想像します。
それ以降、中川さんは、人にカネは貸さないと決めたとのことです。
多くの人は、この体験談を聞いて、思い当たる人もいるでしょう。
見栄を張りたがるのも特徴です。本来、六本木の高級マンションに住めるような状況ではないにもかかわらず、見栄を張って給料の大半を家賃につぎ込み、飲み会とかでも「今日は貸してくれ」などと言う。あのさ、そんな高級マンション借りず、ワンルームで5万8000円の家に住めよ、と思うわけです。
中川さんは、借金を申し込んでくる人の特徴を挙げています。
つまり見栄っ張りということです。
これもほとんど人が心当たりがあるのではないでしょうか。
それは逆に言えば、関係を続けたくない人がいれば、カネはあってもあえて借金の依頼をする、というのもひとつの手でしょう。なんとなく義理で付き合っているが、本当は縁を切りたい場合、わざと「高級車を買いたいので頭金100万円貸してくれ」などと言ってみると、自然と縁が切れるかもしれません。
最後に上記のように人間関係を切りたい場合、経済的に困っていなくても借金を頼んでみるというアイデアを披露していますが、これは使えそうだな、と思いましたね。