そしがやのリタイア日記

リタイアした公務員の日々の生活を書いていきます。学生生活、投資、などなどです。

公的年金で「生活できない」は本当か?



現在は、おもに年金で暮らしています。

しかし年金だけで生活できているかというとそうでもなく、足らない部分は、株式の配当や貯蓄を取り崩しています。

その理由はと言えば、大学院の学費等の教育費がかかることが大きいです。

もし大学院に通っていなけば、おおむね年金の範囲内で暮らして行けました。

ただそうするとリタイア後の生活は、味気ないものになってしまうので、現状の学費のかかる学生生活には満足しています。

そんな年金についての記事を読みました。

 

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標準的なサラリーマンと専業主婦の場合、夫婦合計で65歳から毎月22万円程度が受け取れるとされています。これなら、贅沢をしなければなんとかなりそうですね。ローンが残っていれば苦しいですし、老後資金が貯まっていればささやかな贅沢も楽しめそうです。

 

この例というのは、多くのサラリーマンについては、当たっていると思います。

 

自営業者等は、公的年金が夫婦合計で最大13万円ですから、これで暮らすのは難しいでしょうが、自営業者は定年がないので、元気な間は現役として稼ぎ続けることが可能です。元気な高齢者が働いて稼げば、老後資金という面では老後が短くなるので、安心ですね。

 

ただ自営業者は、国民年金なので、年金額は少なくなります。

ですが、反面、定年がないというメリットもあります。

 

にもかかわらず公的年金では、「生活できない」と不安に感じる人が多いのは、なぜでしょうか。

筆者によると不安をあおる人が多いのがその要因だとしています。

 

たとえば、政府の年金運用は3ヵ月ごとに損益を発表していますが、儲かったときは小さく報道し、損したときは大きく報道するのが普通です。そこで、政府は年金運用に失敗して損をしていると思っている人も多いようですが、平均株価がこれだけ上昇しているときに、損をしているはずはありません。平均株価が大きく値上がりしたのに、年金は少ししか儲かっていない、という程度のことはあるかもしれませんが。

 

メディアにも責任があると述べています。

上記の年金運用に関しては、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が運用していますが、株価の上下によって変動します。

成績の良い時には、ほとんど報道されず、悪い時になると報道されるという傾向があります。

そういうメディアの報道を見ると年金の運用が心配だと感じる国民が増えてしまいます。

メディアの特徴としては、残念なことに不安をあおる記事の方に流れがちです。

 

「老後資金が足りないなら、投資で増やしましょう」と言って投資商品を売りつけようとする人、「万が一のときに困るから保険に加入しましょう」と言って保険を勧誘する人、等の中にも、不安を煽って儲けようという魂胆を持った人が混じっているかも知れません。

 

不安な心理に付け込む人がいることにも注意をしましょうとこの記事では、指摘しています。

手数料の高い商品だったり、リスクの大きいものを勧誘してくる輩もいます。

勧誘を受けたら、一度冷静になって検討してみる必要があると筆者は述べていますが、まさにその通りです。

メディアがあおるほど現行の年金制度は、そんなに悪くないとそしがやは考えていますが、問題はそんな不安にかられて、必要もない投資商品を購入してしまうことだと思います。