最近、ネットの記事を読むと老後破産という言葉をよく目にします。
高齢になってしまうと年齢的にもうやり直しが難しいので、一度破産してしまうとかなり辛い老後が待っていることになります。
ですから、老後破産はしないことに越したことはないです。
そしがやも勤めているころからそんなことがないように気を付けてきたつもりです。
そのような老後破産をした人に関する記事には、破産した人のケースが紹介されています。
いろいろと読んでいると以下の3点に注意していれば、避けられたような気がします。
そしがやの経験に沿って述べてみます。
1 現在の資産額を把握する
50歳くらいからリタイアを意識し始めたのですが、その頃から自分の資産額を把握するように努めてきました。
資産の現状額ということで毎月貯金額や株式の時価についての表をエクセルで作り、資産額を把握するようにしました。
このようにし始めたきっかけは、当時よく読んでいたブログで表を作り、財産把握をすることを勧めていたからです。
今は、そのブログは、更新されていませんが、当時は、毎日読んでいて、大分参考にさせてもらったものです。
その後は、現在に至るまで資産額の表は、毎月作っています。
2 年金額や退職金を把握する
やはり50歳くらいからは、年金額や退職金の計算をしていました。
公務員なので、給与や勤続年数が分かると計算式があり、年金額は計算がしやすかったです。
また退職金についても同様に給与額や勤続年数で自然と退職金が決まってしまうので、やはり計算が容易でした。
そんなわけで毎年のように計算をしていました。
3 老後の生活費をシミュレーションする
1と2によって現在の資産額、年金額、退職金を把握してからは、60歳でリタイアしてからの毎年の生活費をリタイア前にシュミレーションしていました。
やはり50歳くらいから毎年のようにしていた記憶があります。
その結果、60歳の定年で退職して、再任用等で仕事をしなくても生活できるという信念が持てました。
リタイア後は、大学に通うことを決めていたので、大学の学費等を払ってもそれまでの資産額に加え、退職金、年金があれば、大丈夫だということも分かりました。
もしこの段階で60歳でのリタイアが経済的に無理だと分かれば、仕事を続けることにしたり、新たなローンが老後の負担になるのならば、ローンを諦めることになります。
いずれにしてもこういう選択は、以上の3点がなされていないとできないものです。
これらのことって、退職前には、多くの人間がしていることかと思いますが、もししていない人がいたら、是非やってみると老後の具体的なイメージができます。
それによって老後破産が避けられるはずだと確信しています。