年金暮らしになってから7年ほど経ちますが、節約には心がけています。
贅沢はしていないつもりです。
反面、あまりにも節約しすぎると何のために生きているのか、分からなくなり、節約もほどほどにしています。
そんな節約のデメリットについての記事を読みました。
無駄なものにお金を使わない。不要な出費は控える。同じ満足度を得られるなら、できるだけ安く済ませる。
いわゆる節約や倹約は確かに重要です。生活の損益分岐点を下げ、ローコストで生活できる体制を作っておくのも必要なことです。
この記事では、まず節約の重要性を述べています。
これって、誰しも否定できない事実でしょう。
そして、節約志向のもっとも大きなデメリットは、発想の貧困化です。節約は簡単です。調べて比較して、値段の安い方にスイッチすればいいだけですからね。
この記事では、節約でのデメリットについても指摘しています。
発想の貧困化するということです。
この視点は確かに大事です。
節約ばかりでは、いつかは限界が来てしまいます。
でもあなたにとっては違います。カリカリの節約に努力するくらいなら、もっと収入を増やす方向へ頭と時間を使うのです。
この記事では、節約だけではなく、収入を増やすことに頭と時間を使うことを提案しています。
これについては、同感です。
ただ、ここで取り上げられている具体的な事例がかなり特殊なものなので、急に説得力を失ってしまいます。
私の知人は、専業主婦でありながら、アフィリエイトで月100万円を稼いでいます。
アフィリエイトで楽天ポイントを月20万円くらい稼いでいる人はゴロゴロいます。
公募などで論文、エッセイ、写真、商品名、キャラクター名称、川柳、はたまた家事グッズの発明など、全国のコンテストに応募している主婦がいます。
平日は会社員として勤めながら、FCの飲食店チェーンに加盟し、店長を雇って経営している人もいます。
この記事では、4つの事例を取り上げていますが、いずれも片手間にできるようなものではないですね。
最初の月に100万円アフィリエイトで稼いでいるケースだと本当にそういう人っているのかと疑問に感じてしまいます。
もし実際にこれだけ稼ぐ人がいたら、かなりの時間と労力を費やしているに違いありません。
これだと専業主婦とは言えないでしょうね。
完全にビジネスです。
他の3つのケースも同じように誰にでもできるものではないものです。
このようにかなり特殊な事例を一般化するというこの手の記事は、以前、よく見かけました。
もうなくなったと思っていたのに、いまだにあるんですね。
地道ではあるが、誰にでもできる再現性の高い内容の記事を載せてほしいものです。