コロナ渦も大分落ち着いてきて、街ではマスクをする人は相変わらず多いものの、以前の活気を取り戻してきたようです。
大学も一部オンライン授業もありますが、ほぼ対面授業になってきたし、キャンパスにも学生が戻ってきました。
2年ほど前のコロナウイルスの影響が一番ひどかったころは、授業は、すべてオンラインでしたし、キャンパスに入るのも体温チェックがあり、図書館を利用するにも体温等の健康状態を用紙に記入しなければなりませんでした。
構内は、閑散としていました。
今は、キャンパスに入るのも図書館を利用するのもノーチェックになりました。
感覚的には、コロナ渦以前の状態に戻ったように感じます。
ですが、そしがや自身は、約2年間のコロナ渦生活を経験し、気持ちの上では、何かが変わったような気がします。
一番強く感じるのは、人と会わなくても気にならなくなったことでしょうか。
その理由としては、もともとのそしがやの性格があると思います。
リタイア後、仕事関係の人間関係がかなり減ったのですが、それでも学生生活を続けていたので、授業後に教室で他の学生と情報交換したり、いっしょに昼食を摂りながら、いろいろと話をするといったことがよくありました。
ただその時には、ほかの学生に合わせていた面もあったような気がします。
例えば、昼食を摂るにしても他の学生の希望にどおりに、あまり好きでもないレストランに付いて行ったものです。
それなりに楽しかったのですが、やや無理しているなとも感じていました。
その後の2年間ほどのコロナ渦によって、そういうこともなくなり、孤独を感じるかな、と思ったのですが、必ずしもそんなことはありませんでした。
図書館を利用するために、ほとんど学生のいないキャンパスに入っても友人に会うことはなくなりましたが、寂しくはなかったのです。
もともとの一人が好きということがあったのでしょう。
今は、キャンパスには以前ように活気が戻ってきましたが、もう群れることはなくなりました。
キャンパス以外でもかつては、前に通っていた大学や職場の飲み会とかがあったのですが、コロナ渦で中断されて久しいです。
ですが、もうそれらの飲み会がなくなっても何か物足りないという気持ちはありません。
と言って、まったく人間関係がなくなったのかと言えば、そうではなく、気の置けない友人とは、会っています。
ちょうどこのくらいがよさそうです。
そしがや以外でもコロナ渦によってこのように友人関係が変わった人がいるのではないかと思っています。