先日、大学院の春学期の授業の2回目がありました。
1回目は、ガイダンスということでオンライン授業だったので、2回目から対面型の授業になったわけです。
3年前にコロナ渦になってからは、大学院の授業はずっとオンラインだったので、久しぶりの対面型の授業です。
大学へ行ってみるとここ最近見たことのないくらいの学生がキャンパス内を歩いていました。
ここ2年間ほどは、構内を歩いていても学生を見かけることは稀だったので、やっと本来の大学に戻ったかのようです。
受講した授業は、学部と共有の授業で、60人ほどの学生がいましたが、ほとんど学部の学生でしょう。
教室では学生は、隣の席を空けて座ることになっているので、150人程度入れる大教室になっていました。
広い教室に半分の席も埋まらいないといった感じです。
やはり対面授業を受けるとその良さが分かります。
受講しているときの緊張感が違います。
オンラインだとパソコンの向こう側で教授がしゃべっているだけなので、こちらはよく言えばリラックスして聞くことができますが、反面、集中力に欠けます。
それに教室内の他の学生の反応も分かりません。
生の授業の良さを実感しました。
無論、対面授業だと通学が必要になるので、これは、無駄だと感じることもあります。そしがやの場合だと2時間ほどかかります。
でもこれは、対面授業の良さを得るためのコストと考えるしかないでしょう。
それに気が付いたのは、学生のおしゃべりが聞こえなかったことです。
席を一人間隔で座るようになっているせいでしょう。
これは、コロナ渦によって、生まれた副産物かもしれません。
100分の授業が終わるとそしがやは、知り合いもいないので、そのまま教室を出ましたが、周りを見ると学生同士が話しているのが耳に入ります。
これって、対面型の授業のもう一つの良さです。
その時に学生同士の情報交換ができるのです。
今回の授業は、学部との共有授業なので、そしがやには院生の知り合いは、いませんでしたが、院生だけの授業だといろいろと情報交換できるのが貴重でした。
帰りに教室の外の廊下を歩いていると二人の学生が「この授業はだるいな」と話していました。
こんな風に授業や教授の愚痴が言えるのもやはり対面授業の魅力でしょうね。
オンライン授業では、そんな愚痴さえも言えなかったのですから。