そしがやは、将棋が好きでほぼ毎日タブレットで将棋のゲームソフトを楽しんでいます。
今は、ぴよ将棋というソフトが気に入っています。
このソフトでは、レベルを選べるのですが、現在は、「ピヨ斗」という初段レベルです。
数日前までは、10回に1回程度しか勝てずに、悔しい思いをしていたのですが、昨日あたりから5割から6割程度は、勝てるようになりました。
ソフトの動きのクセが分かってきたせいでしょう。
もうちょっとで上のレベルに行けそうです。
またテレビでもEテレのNHK杯テレビ将棋トーナメントは、毎週欠かさず見ています。
最近では、羽生善治九段が準々決勝で出口若武五段に勝った試合が印象に残っています。
羽生九段の全盛期を知る者としては、若手に負けずに精進する姿には、心を打たれます。
さて、そんな中、藤井聡太四冠が王将を奪取したというニュースを読みました。
将棋の第71期王将戦七番勝負の第4局が11、12日の両日、東京都立川市で指され、後手の挑戦者、藤井聡太四冠(19)が渡辺明王将(37)を破り、4連勝でタイトルを奪取した。竜王・王位・叡王・棋聖に王将を加え、五冠を達成。19歳6カ月での五冠は、1993年に羽生善治九段(51)が五冠となった際の22歳10カ月を更新する最年少記録となる。
このニュースに驚きました。
いずれは、この日が来るとは思っていたのですが、いざ実現してみるとやはり大変な天才が出現したことを実感させられます。
こういう時代にめぐり合わせたのも将棋ファンにとっては、うれしいことです。
かつて羽生善治九段が出現した時にも同じような感慨があったのですが、また同じような体験をできるとは思いもしませんでした。
五冠達成は故・大山康晴十五世名人、中原誠名誉王座(74)、羽生九段に続く4人目で、10代での達成は初めて。現在の将棋界には8つのタイトルがあり、藤井五冠はその過半を手にした。残る3つは、名人・棋王の渡辺二冠と永瀬拓矢王座(29)が保持する。
この記事で触れている3人の棋士は、いずれも知っていますが、藤井五冠は、過去の3人よりは、若くして五冠になり、彼の記録がいかに前代未聞のものかが、分かります。
今回の王将戦の棋譜は、ユーチューブの「元奨励会員アユムの将棋実況」で4戦とも解説を見ました。
アユムさんの詳細な説明によって、藤井五冠の一手一手のすごさがよく分かりました。
対戦相手の渡辺名人もけして悪手を指してはいません。
ただ藤井五冠相手には、常に最善手を指し続けないと負けてしまいます。
とても人間業とは思いません。
一手の緩い手が敗北につながってしまうということです。
トンデモない天才が現れたものです。
藤井五冠には、あと3つのタイトルが残されています。
名人、棋王、王座です。
このままの勢いだと早急に奪取して、八冠になりそうですが、その日が来ることは、一将棋ファンとしては、楽しみ以外のなにものでもありません。